パティシエ、パティシエール

食に関する仕事

パティシエ、パティシエールになるためには?

パティシエは、調理師専門学校や製菓専門学校で体系的に知識と製菓技術を学んだのち、洋菓子店やレストラン・ケーキ工場などで働くのが一般的です。有名パティシエのもとで直接指導を受けて修業する人もいますし、フランスやドイツなど洋菓子の歴史と文化を持つ国に留学して経験を積むという手段もあります。専門学校には、フランスの有名レストランや製菓学校への留学コースを用意しているところもあります。

パティシエになるために取らなくてはならない資格はありませんが、お菓子づくりを職業とする人のために「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」という資格があります。資格を取得していれば、一定の知識と技術を備えている証になるため、就職時やその後の待遇面で有利になるでしょう。

製菓衛生師は、食品を取り扱ううえで不可欠な衛生の知識を持つと認められた人に与えられる国家資格です。高校卒業後、製菓衛生師養成施設で1年以上学ぶと受験資格を取得できます。試験では栄養学・食品衛生学・製菓理論などの学科試験に加え、製菓実技試験にも合格しなければなりませんが、この資格を持っていると、独立して店を開く場合に必要となる「食品衛生責任者」の資格を取るのが簡単になります。

菓子製造技能士は、お菓子づくりに関する技能検定制度の1つで、都道府県が実施している資格試験に合格することで取得できます。一定年数の実務経験(1級は7年以上・2級は2年以上)が必要な資格試験であるため、菓子製造の経験を積んでからステップアップするための目標となります。1級と2級それぞれで洋菓子製造と和菓子製造に分かれており、それぞれに筆記試験と実技試験が課されます。

食に関する仕事一覧に戻る

PAGETOP