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《地理A》 設問別分析



第1問 地理の基礎的事項
例年と同様に、図や写真などを用いて基礎的な知識を問う総合問題である。前年は設問の主題が自然環境や地図情報の利用などに絞られていたが、本年は国家・領域(問5)や農業(問6)などに関する設問もあった。問5は選択肢の文章を丁寧に読んでほしい。問7の尾根線と谷線に関する問題は処理に時間がかかる。問8の海岸平野の土地利用に関する図表判定はでは、沿岸部に帯状に分布する「ニ」の判定が決め手である。全体としてはやや難しい大問であった。

第2問 国境を越えた様々な結びつき
例年と同じく、世界貿易、人的交流、交通、国際分業など、地理A頻出の国家・地域間の結合に関する出題であった。問1・2・3は国際貿易に関する出題であるが、問3のコンテナ貨物に関する統計判定では、論理的思考力が問われる。問6の在日外国人の人口ピラミッド判定では、男女比だけでなく横軸の目盛りにも注意したい。受験生の苦手とする統計問題が大部分であり、大問全体としてやや難しめである。

第3問 アフリカ地誌
前々年の中・南アメリカ、前年の南アジアにつづいて、本年も発展途上地域が扱われた。問2の地形断面図の判定は難しい。アフリカ大地溝帯についての理解が問われる。写真を用いた問4・問5は、アフリカ地誌に関するやや突っ込んだ理解が求められる。問7は旧宗主国との関連を考えさせる頻出テーマであり、しっかり判定したい。全体として標準的な大問である。 

第4問 地球環境問題と国際協力
地球環境問題、国際協力に関する総合問題である。大問のテーマが前年よりやや絞られた。問2の自然エネルギーに関する設問は、福島第一原発事故以降注目されている頻出テーマである。問3の地球環境問題と自然災害に関する文章判定では、用語等の正確な理解が求められる。問4の国際協力に関する文章判定の設問は、やや細かい知識が必要となるが、誤文の決め手は明確である。大問全体としてはやや易である。

第5問 地域調査(愛知県知多半島)
例年通り地理Bとの共通問題である。問1の数値地図を読み取る問題、問2の統計地図を読み取る問題はいずれも易しい。問3の新旧地形図の比較はやや読み取りづらいが、選択肢の文章が簡潔なので時間はかからない。問4・6ともに常識的に判断できる設問であった。問5は写真を用いた設問であるが、内容は平易である。全体としては、かなり点のとりやすい大問であろう。
大学入試センター試験解答速報2014
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