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《地理B》 設問別分析



第1問 世界の自然環境
例年通り第1問は自然環境に関する出題であった。問1のプレートテクトニクスに関する正誤判定は、日常の学習であまり触れられない地域を取りあげており、やや難しい。問2の地震発生数に関する図表判定は、見慣れないグラフの形式に戸惑うかもしれないが、冷静に対応したい。問3・4の湖の成因・土壌に関する文章判定はいずれも標準的である。問5の気温に関する図表判定も難しくない。問6の降水量に関する図表判定は、迷いやすく難しい。全体的に難易度の高い大問であり、出鼻をくじかれた受験生もいたであろう。

第2問 世界の資源と産業
第2問は、例年、産業分野に当てられている。問1は、農業立地に関する文章の組み合わせ。目新しい形式だが基本的内容である。問2の米の生産量・輸出量に関する図表判定は易問。問3は頻出の統計地図判定であり、鉱物の産出量を問うているが標準的。問4は、韓国とフィリピンの輸出品目に関する図表問題だが、易しい。問5は、世界各国の産業立地に関する文章判定だが、迷うかもしれない。問6は、株式市場の規模の推移という新傾向のテーマから出題されたが、正誤判定の決め手になる知識は過去にも出題されている。慌てずに対応したい。全体として標準的な大問であった。

第3問 都市と生活文化
前年の第3問とほぼ同じ分野からの出題であった。問1の統計判定問題は基本的。問2のロンドンの都市計画に関する年代配列問題は、地理としては内容的にも形式的にも新しい傾向といえよう。指導要領の改定にともない、今後も歴史的背景や経緯に留意した学習が必要となる。問3は、大都市圏の景観と人口分布に関する問題で、よく出題される主題である。問4の施設の分布図を判定する問題は迷うかもしれない。問5の日本の地域性に関する図表判定は、RとSの判断に注意。問6の消費・余暇活動に関する問題は、常識的に判定できるだろう。やや難しめの大問であった。

第4問 西アジアと周辺地域の地誌
地誌を扱う大問の地域として、西アジアが取り上げられた。比較的出題例の少ない地域で、本試験では1995年(西アジアと北アフリカ)、2000年(インド洋周辺地域)など以来である。問1の集落分布は水との関係に注意する。問2の水資源、問3の石油収入に関する統計判定問題は、いずれも標準的。問4のアラブ首長国連邦に関する写真を用いた文章判定問題は、常識を働かせる。問5の海峡に関する文章判定は平易である。問6の国ごとの政治・宗教・民族に関する文章判定では、丁寧な学習が求められている。標準的な大問であった。

第5問 現代世界の諸課題
総合問題であるが、前年のようにテーマが絞られた出題ではなかった。問1の森林に関する文章判定問題は、標準的であるが誤文の決め手が弱いので迷うかもしれない。問2の頻出写真を用いた文章判定問題は易しい。問3は鉱産物の開発と利用に関する文章正誤判定問題であるが、常識的に判定可能である。問4の廃棄物とリサイクル、問5の医療費に関する図表判定は、いずれも初見の資料であろうが、内容は平易である。全体としては標準的な大問である。

第6問 地域調査(愛知県知多半島)
例年通り地理Aとの共通問題である。問1の数値地図を読み取る問題、問2の統計地図を読み取る問題はいずれも易しい。問3の新旧地形図の比較はやや読み取りづらいが、選択肢の文章が簡潔なので時間はかからない。問4・6ともに常識的に判断できる設問であった。問5は写真を用いた設問であるが、内容は平易である。全体としては、かなり点のとりやすい大問であろう。
大学入試センター試験解答速報2014
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