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《理科総合B》 設問別分析



【第1問】A 土壌動物の採集、B 太陽定数 
Aは、これまで見られた実験器具の使い方やスケッチのとり方、対照実験がなりを潜め、予備知識があまりなくとも表中の数値を見ながら考えることができる問題となっていた。問2が若干難しいが、受験生であれば消去法で十分だろう。動植物と光の関係については、2012年第1問のゼニゴケや2008年第1問の樹木の葉の大きさ等で既出である。Bは、本年のセットの中では難問といえる。実験器具もグラフもわかりやすいのだが、問4の根拠選択は日頃から理詰めで考えていないと困難である。問5は単なる比例計算といってしまえばそれまでだが、後回しにしてもよかっただろう。問6の太陽定数の定義はきっちり理解した上で暗記していれば難しくないが、苦手な受験生が多いだろう。太陽定数がらみの問題は、2012年第1問や2009年第1問等で既出である。

【第2問】A プレートと地球の内部構造、B 地球と生命の変遷
Aの問1は自分の知識と経験だけに頼ろうとすると危険である。素直に図1を見れば簡単に解析できる。問2と問3は単純な暗記問題であったが、日頃から暗記を軽視していると難しかったと思う。これらのような身近で観測できないような自然現象は、常に図表を眺めることで頭にたたき込まねばならない。プレートについては、2012年第2問や2010年第3問等で既出である。
Bは、完全な知識問題である。時系列に系統立って覚えておけば難しくはなかったはず。生命の変遷については、2013年第2問や2011年第2問等で既出である。

【第3問】地形と生態系 
本年のセットの中ではやや生物分野と地学分野の融合のきらいがある。問1a、bは地学の自然地理の問題であるが、単純な暗記でクリアできる。問1cは環境問題で頻出のテーマであり、新聞やニュースで頻繁に取り上げられており、現代人としての素養が問われている。問2以降は資料や図の中にズバリ答えが書いてある。下手に自分の知識と経験だけで解こうとすると非常に具合が悪いタイプの問題である。例年、第3問は難解な専門用語や複雑な資料分析が登場する傾向にあったが、本年は容易であった。

【第4問】A 植物と気温・エネルギー、B 森林と人との関わり 
Aは、与えられた表が解析しやすいので、問1は平易である。問3もグラフの目盛りを読めばすぐに答えが出る。問2は一つ一つ選択肢を解析しようとすれば結構大変だが、二酸化炭素をはじめとする温室効果気体と赤外線の関係は環境問題においても頻繁にクローズアップされているテーマなので、必ず正解したい。 気温・気候変動については2012年問4や2010年問4等で既出である。温室効果についても、2009年問4等で既出。Bの問4の計算は簡単な算数レベルである。あとはグラフを素直に読み取れば良い。問5が本年ではもっとも論理的に高度かもしれないが、棒グラフと事柄を慎重につきあわせればよい。問6は単なる社会常識である。森林と人については、2008年第3問や2007年第3問等で既出である。
大学入試センター試験解答速報2014
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