HOME
大学入試センター試験
トップ
日本史B: 新高2生へのアドバイス
《日本史B》
新高2生へのアドバイス
◆
歴史に興味をもとう!
2021年1月に、これまでのセンター試験にかわって大学入学共通テストが実施されます。日本史でも、「考える」学習の重要性が今以上に増していきます。現在・未来を考える上で「過去」の認識は不可欠です。近年では、中国、韓国、北朝鮮など近隣諸国と日本との緊張がニュースになることもしばしばあります。こうしたニュースを見聞きする際に、「どのような歴史的背景から、緊張が生じているのか」といった問題意識をもてば、歴史を学ぶことの意味や重要性を認識できるのではないでしょうか。「歴史なんて学ぶ意味がない」「過去のことを考えるのは面倒」などと否定的にとらえてしまえば、日本史は当然つまらない教科になってしまいますし、得点も伸びていきません。大学入学共通テストでは、史料文、表・グラフ、写真・図などの資料を分析したり理解を求めたりする出題も想定されています。まずは暗記重視ではなく、歴史に興味をもち、考察する姿勢を養いましょう。
◆
教科書を重視しよう!
教科書を軸に学習を進めましょう。本文の精読が不可欠なのはもちろんですが、史料文や図、グラフなども重視して下さい。ただし、眺めるだけでは実力はつきません。そうした資料から何が導けるかなどと考察するようにしましょう。共通テストでも、これまでのセンター試験の傾向をふまえれば、限られた時間内で正確に解答する力が求められることでしょう。その力を養うためには、日常から多くの素材に触れておくことが不可欠です。歴史上の出来事は評価の難しいものが少なくありませんが、教科書には、日本の歴史が簡潔かつ客観的に記述されています。国際化が顕著となっている今日において、主観を排除した日本史の把握は、受験のためだけではなく、みなさんが社会人となったとき、ビジネスの場面で大きな役割を果たすことになるはずです。どうしても教科書を精読する習慣がつかないのであれば、一度に多くのページを読もうとするのではなく、「今日は奈良時代の政治を把握する」、「明日は飛鳥文化を理解する」など、自分でテーマを設定して読む部分を絞って精読し、教科書を閉じたあと、そこには何が書いてあったのかをノートにメモするようにしてみてください。こうした習慣は、やがて大きな力になっていきます。
◆
模試を有効に活用しよう!
2021年に実施される大学入学共通テストは、過去問がない試験です。高得点をめざすのであれば、多様な出題形式に慣れておくために、センター試験本番レベル模試だけでなく、さまざまな模試の受験を検討しましょう。与えられた資料を分析して論述する問題を含む難関大本番レベル記述模試、基本的な日本史の知識を確認できる有名大本番レベル記述模試などの受験は、得点力を確実に高める役割を果たすでしょう。「センター試験本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると全6回、難関大本番レベル記述模試、有名大本番レベル記述模試は全5回実施されます。これらは、受験日本史に精通した作題者によって作成され、大学入学共通テストを意識した問題も含まれています。また、『解答解説』では、初学者でも理解しやすいように、(1)図や表を用いる、(2)ルビを多くふる、(3)理解を深めてもらうための【参考】や【整理】を設ける、といった工夫が施されています。受験会場の雰囲気にふれたり、成績がどのような状態にあるのかを把握したりすることは、モチベーションの向上につながります。学習のペースメーカーとするためにも、ぜひ、東進の模試を受験してみてください。
SNSでシェアしよう!
表示:スマートフォン版│
PC版