大学入試センター試験



形式はおおむね昨年通り。設問数は1題増え、37に。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加(+1) 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加(+1) 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問4は例年通りだが、小問37は昨年より1題増。形式面では、昨年4題あった6択形式の設問が6題に増えた。クワインおよびノージックは、過去名前だけ一度登場したことがあったが、今回初めて正面から出題された。その他、まだ22歳のマララ・ユスフザイの主張について問われた。イエズス会のロヨラの名が出題されたのも初めてであった。日本思想分野で「共和主義」についての理解が求められたが、近年政治哲学で関心の高まっているキーワードとして、注目できる出題である。日本思想分野では鈴木正三についての知識が求められるなど、多くの受験生が苦しんだものと考えられる。昨年は平均点が5点以上下がったが、今年はそれよりも平均点はやや上がると思われる。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 9 9 24
2019 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 8 8 24
2018 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 8 8 24
2017 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 9 9 24
2016 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 9 9 24

過去の平均点の推移

2020 2019 2018 2017 2016
65.23点 62.25点 67.78点 54.66点 51.84点

倫理