大問数は5であるが、設問・マーク数は前々年の36、前年の35からさらに減少し、33となった。組合せ式6択問題は昨年の12問から8問に減少している。出題形式については、センター試験地理Aの特徴の一つである写真を利用した問題が昨年の2問から6問に増加している。内容面については、地誌の問題であつかう地域が昨年の東アジアから中央・南アメリカに変わっただけで、他の大問テーマも昨年から大きな変化はない。いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる良問が多い。なお、例年通り第5問の地域調査に関する問題は、地理B(第6問)との共通問題であった。全体の難易度としてはやや難化したと思われる。