大学入試センター試験解答速報2012
《リスニング》 全体概観


問題構成、設問数、大問配点とも変化なし

今年も出題形式に変化はなかった。2006年のリスニング試験導入以来、同一形式の出題が続いている。大問構成は第1問から第4問までの4題であるが、第3問と第4問はA、Bに分かれているため実質上は6種類の大問がある。第1問〜第3問(A・B)は対話形式、第4問(A・B)はモノローグを聞いて答える問題で、それぞれの出題形式に意図があり、リスニング及びスピーキングに必要な力が多角的に試されている。第1問の対話はA-B-A-Bの2往復、第2問はA-B-Aでいずれも昨年と同じ。第3問は問16が昨年の3往復から4往復に増えたものの語数はほぼ同じである。第4問の語数が若干増えたが、試験全体での語数は約1160語で昨年とほとんど変わりなかった。内容は日常生活に即したコミュニケーション力を問うものが中心であるが、昨年同様、選択肢を消去法で吟味する必要のある設問が含まれており、高得点を取るためには思考力が要求される問題である



大学入試センター試験解答速報2012
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