大学入試センター試験解答速報2012
《世界史B》 全体概観


東アジア関連の出題が2問増加し、文化史の年代配列など、やや難問も見られた。

大問構成は例年通り4問、設問数も同様に各9問であった。8年連続でこの設問形式である。図版を使用した問題は2問、地図問題は2問と、近年の傾向通り。ただし、写真の内容について名称を直接解答させる設問が1問あり、これは近年見られなかった問題である。語句のみ(単語)を選ばせる選択肢問題が、2011年度の1問から5問に増えた。地域としては、東アジアからの出題が2問増え、南北アメリカ史からの出題は極端に少なかった。時代としては、戦後史を含む近現代史からの出題が目立った。教科書の頻度が低い事項や、あまり今まで見られなかった文化史の年代配列問題が2問あったこともあり、一瞬手が止まった受験生は多かっただろう。



大学入試センター試験解答速報2012
表示:スマートフォン版│PC版