大学入試センター試験解答速報2013
《日本史A》 全体概観


戦後史の比重が高まる

大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 


大問数6題、小問数34題の問題数は昨年度と同様。

日本史Bとの共通問題は、昨年度と同様で第3問と第5問であった。

時代別にみると、戦後史の比重が高くなり、幕末からの出題が減少したが、各時代からバランス良く出題されている。出題分野は、政治史の比重が低くなり、社会経済史、文化史からの出題がやや増えた。出題形式は、正誤問題、正誤組合せ問題が中心であるが、年代整序問題に関する問題は昨年度よりも減った。

統計表やグラフなどの読み取り問題の出題数についても、昨年度より半減した。資料問題については、グラフ、統計表と選択肢の記述が一致するかを一つ一つ検証すれば解答に至るので、落ち着いて対処したい。

比較的取り組みやすい良問が多かったが、経済史に関する出題は時期判定や因果関係を求めるものも多く、戦後史の比重も高まったことから、難易度は昨年並みと予想できる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2013

第1問

東京・上野の歴史

3

3

8

第2問

幕末から明治初期の政治・外交

6

6

18

第3問

明治期における特許制度

4

4

12

第4問

明治期の歴史学の展開

5

5

15

第5問

20世紀の日本における軍事と政治・経済・社会とのかかわり

8

8

23

第6問

昭和期の社会・文化

8

8

24

2012

第1問

地域の歴史と人々

3

3

8

第2問

近世後期から明治前期の政治・経済・社会

6

6

18

第3問

明治期における日本の領土とその支配

4

4

12

第4問

明治時代の政治・外交

5

5

15

第5問

近現代の日本の経済・社会

8

8

23

第6問

近現代の戦争とメディア

8

8

24

2011

第1問

テレビドラマに関する親子の会話

3

3

8

第2問

幕末〜明治時代初期の政治と近代化

6

6

18

第3問

金子堅太郎

4

4

12

第4問

幕末期以降の貿易・商社

5

5

15

第5問

市川房枝とその時代

8

8

23

第6問

近現代の社会・文化

8

8

24

2010

第1問

歴史資料(会話文)

3

3

8

第2問

幕末・明治前期の政治・社会

6

6

18

第3問

明治前期の産業・経済

4

4

12

第4問

大正・昭和の政治・社会

5

5

15

第5問

渋沢栄一・敬三

8

8

23

第6問

近現代の政治・外交・社会

8

8

24

過去の平均点の推移

2012 2011 2010 2009 2008
48.74点 52.01点 48.42点 46.51点 55.95点
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