大学入試センター試験解答速報2013
《世界史B》 全体概観


出題形式は例年通りで、内容も基本事項が中心。戦後史・文化史の比重が大きく低下したため、取り組みやすい問題であった。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問構成は、例年通り4問で、設問数は2005〜2012年度に引き続いて、各9問。9年連続でこの設問形式である。リード文に関する写真は5枚使用されているが、設問には直接関係しない。地図問題は3問で、正誤の組合せ問題が2012年度と同様、7問。これらはすべて例年通りの形式・傾向である。出題地域に顕著な偏りはなかったが、ラテンアメリカ史に関連する設問は見受けられなかった。宗教(第3問)や王朝(第4問)をテーマとするリード文が多かったせいか、前近代史からの出題が多く、戦後史関連の設問はわずかに1問であった。また、リード文では文化史に関連する話題が多かったものの、文化史の事項を直接問う設問は少なかった。全体として、基本的な事項をまんべんなく問う形であったといえる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2013

第1問

世界史上の法をめぐる問題

9

9

25

第2問

世界史上の都市と経済

9

9

25

第3問

世界史上の宗教

9

9

25

第4問

世界史上の君主や王朝

9

9

25

2012

第1問

世界史における「死の文化」

9

9

25

第2問

世界史上の国境

9

9

25

第3問

世界史上の経済政策

9

9

25

第4問

世界史上の言語

9

9

25

2011

第1問

世界史上のメディア

9

9

25

第2問

世界史上の宗教

9

9

25

第3問

世界史上の暦

9

9

25

第4問

歴史上の異文化接触

9

9

25

2010

第1問

世界史上の都市

9

9

25

第2問

世界史上の貨幣

9

9

25

第3問

海運について

9

9

25

第4問

民衆の不満や抵抗について

9

9

25


過去の平均点の推移

2012 2011 2010 2009 2008
60.93点 61.46点 59.62点 62.70点 58.98点
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