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《倫理、政治・経済》 新高2生へのアドバイス
◆「倫理、政治・経済」とは
公民科はかつて「政治・経済」「倫理」「現代社会」に区分されていましたが、2012年度から新たに「倫理、政治・経済」という科目が登場しました。難関校が指定科目にする例が多いので、志望校の指定科目に注意してください。「政治・経済」は中学で学習した公民の範囲を深く学ぶものですが、「倫理」は人間の内面的な問題を主に扱う分野で、おそらく初めて学習するものでしょう。歴史に名を残す思想家や宗教家が、理性の限界点や普遍的な真理など、一生を懸けて追い求めたものを概観する科目です。この2科目が、配点50点ずつで出題されます。「倫理」や「政治・経済」で扱われる内容は、様々な思想家や宗教家の遍歴や思想内容を知ることで皆さんの人生を精神的に豊かにし、政治や経済の理論を知ることで現実に起きる事象の理解をより深めることでしょう。ですので、高2生のうちは、単に受験のために必要な知識を蓄えるだけでなく、自分にかかわらせて考える、ということも行ってみてください。
◆「政治・経済」「倫理」それぞれの概要を理解しよう
「倫理、政治・経済」は地理や世界史、日本史よりも簡単だと甘く見ていると、「政治・経済」「倫理」の両分野を網羅的に学習できないままに入試本番を迎えることになりかねません。とりあえず両分野の教科書を通読し、どんなテーマが取り扱われるのかということだけでも押さえることが大切です。専門的な用語や細かい事項は後から深めていくことができますので、概要を頭に入れることを目指しましょう。特に政治・経済分野は制度、しくみや理論の構成の正確な理解が必要なので、『清水の新政治攻略 政治のしくみと時事』『清水の新経済攻略 経済理論と時事』(東進ブックス)などで早いうちに基本を押さえておくと、高3生になってから学力をより高めることができるでしょう。センター試験では限られた時間内で正確に解答する力が求められます。東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。高2生でも受験できるので積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとして利用してください。
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