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《世界史A》 設問別分析
【第1問】世界史上の植民地の形成や拡大及びその支配のあり方
Aはイギリス帝国の叙勲制度、Bはオランダの東南アジア支配、Cはヨーロッパの修道会の布教活動について述べたリード文をもとに、主に近現代の世界に関する問題が出題された。Aではイギリスの各自治領が成立した順番を問う問題が出題され、出来事の時系列を理解しているかが問われた。Bでは植民地数の増減を示したグラフを題材とした問題が出題され、
資料の読み取りと時期についての理解を総合的に判断する力
が問われた。Cのアメリカ大陸の植民地に関する問題では、地域ごとの正確な知識が求められた。
【第2問】世界と日本の結び付き
Aは朝鮮王朝の『海東諸国紀』、Bは江戸時代の日本人、Cは中国の熱河について述べたリード文をもとに、近世以降の東アジアの出来事を中心とした問題が出題された。Aでは昨年度と同様に最大領域についての地図問題が、Bでは印象派の絵画の作者についての写真問題が出題され、
教科書・資料集などの図版を用いた学習がなされているか
が問われた。Cの仏教に関する問題では、アジア各地における仏教についての理解が問われた。
【第3問】ヨーロッパのキリスト教世界
Aはフランスの聖職者の著書、Bはヨーロッパ世界の文化に対するイスラームの影響について述べたリード文をもとに、主に世界史上の信仰・宗教に関するテーマ史が出題された。Aの3問は全てテーマ史であり、世界各地で同一のテーマを題材とした政治・社会の動きについて理解していたかが問われた。Bでは15世紀・17世紀の世界の動向についての問題が出題され、
世界史を広い視野で学習がなされていたか
が問われた。
【第4問】第二次世界大戦以降の国際関係の展開
Aはヨーロッパの地域統合、Bはキューバ・ベトナムのアメリカ合衆国に対する姿勢について述べたリード文をもとに、主に20世紀後半の世界に関する問題が出題された。Aではヨーロッパの地域統合に関する年代整序問題が出題され、現在のヨーロッパ連合の問題に関連して
時事的な事項についての歴史的なつながりに興味・関心があるか
が問われた。Bでもキューバに関する空欄補充問題があり、アメリカ合衆国との国交正常化など、大学入試センター試験では現在の国際社会の動向に関連した問題が出題されることが分かる。
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