【第3問】A 短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ B 長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ
A・Bとも設問形式に大きな変更はなかった。Aは昨年同様、短い対話の内容について質問に対する答えを選ぶ問題が3題であったが、いずれも設問で求められている内容をしっかりと聞き取る必要があった。Bも昨年同様、長い対話を一つ聞いて3つの設問に答える形式だった。対話の内容は、夫婦が駅前で地図を見ながら今日と明日の観光の予定について話し合うという日常的なもので、観光予定の時間や場所、今日と明日の予定の区別など、複数の情報を集中して聞き取り、落ち着いて順に情報を整理する必要があった。
【第4問】A 長めの英文の内容について、質問に対する答えを選ぶ B 長めの会話(3人)の内容について、質問に答える
Aは昨年と同様、長めの英文(回想文)を一つ聞いて3つの設問に答える形式の問題であった。聞き取る英文の長さは昨年とほぼ同じで、難易度もほぼ変わらなかったと言えるだろう。設問形式も昨年とほぼ同じであり、やや紛らわしい選択肢が含まれているが、発言者の置かれていた状況が大体把握できれば、あらかじめ対策を立てて臨んだ受験生には十分対処できたであろう。Bも昨年と同様、3人の会話を聞き取る問題で、国際交流センターでの大学生の会話が題材だった。最後の設問は、3人の発話者の共通点を答える問いで、長い会話を集中して聞き取る力が必要だっただろう。