ナニー

教育に関する仕事

欧米諸国では、乳幼児を預かり、しつけをするプロフェッショナルを「ナニー」と呼んでいます。依頼者の自宅に行き、保護者のかわりに子どもの世話をします。

ナニーは、ただ子どもの食事や排せつなど身のまわりの世話をするだけでなく、しつけや教育の専門家でもあります。依頼者はナニーを乳幼児教育の専門家として見なし、子どもに効果的な早期教育を授ける役割も期待します。その点が、子どもの世話をおもな仕事とするベビーシッターとは異なります。ナニー発祥の地であるイギリスには、伝統的なナニー養成校があり、乳幼児保育・教育を専門的に教えています。

近年は共働きの保護者が増えているうえに、子どもの早期教育への関心も高まっています。日本でも今後、保育と教育ができるナニーのような存在への需要が高まるかもしれません。

日本では、日本ナニー協会が資格の認定を行っています。ナニーとして働くためには、国家資格の保育士の資格に加え、日本ナニー協会や全国ベビーシッター協会などの民間資格があると信頼度が増すでしょう。

POINT

  • 依頼者の家で保護者がわりに乳幼児を世話し、教育をする
  • 早期教育の役割も担う点が、ベビーシッターと異なる
  • 取得すると有利な資格・免許あり
この職業に近づく大学は?
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國學院大学 人間開発学部 子ども支援学科

保育や子育ての場での子ども支援と子育て支援について探究する。子ども文化・環境、健康・発達、地域・福祉の3つの展開科目を設定。保育や幼児教育に加え、医学や心理学の知識、保護者に対するカウンセリング技術などを学び子育て支援の専門家を養成する。

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帝京大学 教育学部 初等教育学科

つのコースを設置。初等教育コースではおもに小学校教諭と幼稚園教諭を目指す学生が対象で4年間にわたり多くの実習が行われる。こども教育コースでは幼稚園教諭と保育士を目指す学生を対象として、資格取得に関する学習を中心に、教育学や心理学など幅広く学ぶ。

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玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科

幼稚園の教員免許状と保育士資格の両方を4年間のカリキュラムの中で取得できる。多彩な現場の体験を積み重ねることで実践力を高め、教育・保育・保護者支援のスペシャリストを養成する。

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立正大学 社会福祉学部 子ども教育福祉学科

教育、福祉、心理の3つの学びの領域を軸に、乳幼児や児童の発達とその家族の支援などの問題にアプローチし、専門知識や技術を磨く。体育や音楽などの実践的な実技科目や保育所や幼稚園などでの施設見学、実習などの体験学習、少人数ゼミ教育を重視している。

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