保育士

教育に関する仕事

こんな人に
オススメ!
  • 子どもが好きな人
  • 幼児教育に興味のある人
  • 責任感の強い人

1.保育士の仕事とは?

保育所や託児所・児童福祉施設などで、乳児から小学校就学前までの幼児を預かり、世話と健康管理をし、遊びを通じて心身の発達を促す仕事です

保育士は、ただ子どもと遊ぶわけではありません。子どもと一緒に歌を歌い、絵本を読み聞かせ、おもちゃのブロックで一緒に遊んだりしますが、すべては子どもの健全な発達と教育につながっています。

子どもは遊びの中で頭を使い、創造性をはぐくみ、他の子どもたちとの協調性を学びます。ブロック遊びや絵本の読み聞かせなど、保育士が子どもと行う遊びの1つひとつに教育目標があります。保育所では年齢に合わせて育成計画を作成し、規則正しい生活習慣を共有しながら創造性や協調性をはぐくみます

保育士は、育成計画をもとに、一人ひとりの子どもの個性や成長度に合わせて教育を行い、それぞれの子どもの成長を促します。誕生日会や運動会などの行事も保育士が企画して実施します。こうした行事にもそれぞれ教育目標があり、保育士は目標を見すえて子どもたちと遊んでいます。

2.保育士の役割・資質とは?

1人の保育士が何人もの子どもの世話をする一方、1人ひとりの子どもに合わせたケアと支援・教育が必要です。

子どもはまだ知識が少ないため、危険なことをしようとすることもあります。そのようなときには、根気よく危険について語りかける努力も必要です。保育士は保護者から子どもを預かっているわけですから、子どもを危険から守ることは非常に重要な役割です。

子どもは日々、ものすごいスピードで成長していきます。子どもの成長に責任を持つ保育士は、彼らの一日を決して無駄にすることはできません。1つひとつの遊び・1つひとつの会話・1つひとつのしつけを通して子どもを成長させる役割を担っています

また、保護者がわが子を見る目とは違った客観的な視点から子どもを見守り、健全な成長を促すということも保育士の重要な役割です。かつては家族の中に祖父母がいて、近所の人たちとの交流もあり、子どもは多くの大人たちとの関わりの中で育っていました。しかし、現在では核家族化が進み、地域の交流が減り、子どもを取り巻く大人が減っています。そうした現代において、子どもと日常的に関わる大人としての保育士の役割は、従来より大きくなっているといえます。

それに加え、企業が社内に保育所を設置したり、夜間保育や子どもが病気のときでも預けることができる病児保育など、保育のニーズが多様になっています。保育士が子どもと関わる場所と時間が増える傾向にあります。子どもの教育係としての保育士の役割は、ますます重要になっているといえるでしょう。

3.保育士になるためには?

保育士は国家資格です。大学・短大・専門学校の保育士養成課程を卒業すると保育士の国家資格を取得することができますから、養成課程のある学校に進学するのが近道です。また、短大卒業と同等以上の学歴か、児童福祉施設で2年以上の実務経験がある場合は、保育士の国家試験を受験して合格すると資格を取得することができます。

 

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POINT

  • 子どもの世話と健康管理・教 育を行う
  • 保育士の役割の重要性は増し ている
  • 養成課程のある大学・短大・ 専門学校に進学する

関連情報

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保育士の現場に関する情報を網羅的に 紹介している

合格率:18.6%(2012年度)

オススメの1冊

『保育士・幼稚園の先生になるための完 全ガイド』

(細井香著/主婦の友社)

保育士と幼稚園の先生の仕事の魅力を 解説。養成校一覧もついていて役に立つ

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