鑑識技術者、鑑識係、鑑識家

治安に関する仕事

警察の科学捜査をサポートするため、犯罪現場や事故現場を撮影し、残された指紋や足跡、毛髪などの証拠を採取するなどして、手がかりを科学的に分析する仕事です。容疑者の似顔絵やモンタージュ写真を作成しているのも鑑識技術者です。においが重要な手がかりになる場合は、警察犬の力を借りることもあります。

それぞれの鑑識技術者には専門分野があります。違法薬物や爆薬を鑑定する化学・事故や火災の原因を究明する物理・文書の筆跡鑑定をする文書鑑定などです。

近年では、犯罪の手口が複雑化かつ巧妙化していることに伴い、警察もわずかな手がかりから犯罪を突き止め、犯人を割り出し、犯罪を未然に防がなくてはならないため、科学的な捜査方法を発展させています。

鑑識技術者になるためには、警察官採用試験か鑑識技術者採用試験に合格し、警察学校で基礎を学ぶ必要があります。大学で化学や工学・法医学などを専攻するとよいでしょう。

POINT

  • 科学捜査をサポートする専門家
  • 科学的に分析する能力が必要
  • 大学で化学や工学・法医学などを専攻するとよい
この職業に近づく大学は?
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上智大学 理工学部 物質生命理工学科

3年次からの専門科目は物質とナノテクノロジー、環境と生命の調和、高機能材料の創成の3つをテーマにしている。自然環境と調和した新物質の創造、新機能の構築、資源の循環利用を実現することで、産業発展と環境保全に貢献できる国際的技術者を育成する。

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日本大学 理工学部 精密機械工学科

機械、情報、電気・電子の各分野を融合したメカトロニクスの知識と技術を習得し、ものづくりに加え、サービスを含めた「ことづくり」のできる技術者を養成する。力学や電磁気学、電気回路などを分野の垣根を越えて幅広く学ぶ。

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立教大学 理学部 化学科

物質の反応や機能の化学的原因を探究する。1年次秋学期に実験の授業が始まり、2年次以降は専門分野を学び、高難度の実験に取り組む。3年次より研究室に所属し、4年次には最先端分野の研究に触れながら卒業研究を進める。約4割の学生が大学院へ進学する。

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