医療事務員

医療に関する仕事

私たちが病院で診察・治療を受けたときにかかる費用は、その一部を私たちが自己負担し、残りは私たちが加入している健康保険組合などから支払われる仕組みになっています。したがって、病院や診療所は、診察・治療を行うと、健康保険組合などに診療報酬を請求します。この請求手続を担当しているのが医療事務員です。

医療事務員は、1つひとつの診療について、どのような項目でいくら請求するかを国が定める診療報酬点数表にもとづいて算出し、診療報酬明細書に記入して健康保険組合などに請求します。診療報酬明細書は「レセプト」と呼ばれるため、医療事務の仕事は「レセプト業務」と呼ばれることもあります。また、医療事務員は、レセプト業務に加えて病院・診療所の受付やカルテ管理などの事務を全般的に担当します。

医療事務員になるためには、病院や診療所に就職します。資格は必須ではありませんが、複数の団体が「医療事務技能審査」や「医療事務管理士」などの資格を認定していますので、取得しておくと有利です。

POINT

  • 病院・診療所のレセプト業務がおもな仕事
  • 受付・カルテ管理などの病院事務全般も担当する
  • 取得すると有利な資格・免許あり

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