家畜人工授精師

動物に関する仕事

牛や豚などの家畜の人工授精を行う仕事です。種付技術員とも呼ばれます。

農家で育てられる家畜には、食肉として繁殖させたり搾乳したりするために効率的な人工授精が必要です。乳牛・肉牛では1頭につき年1回、豚であれば1頭につき年2~3回の出産が理想とされています。出産後一定期間が経つと、発情の兆候が見られますが、この発情のタイミングを見極めて質の良い精液を選ばなければなりません。

家畜人工授精師の職場は、各地の農業共済組合(農済)・農協・家畜診療所などです。獣医師や農済職員・生産者が兼任しているケースもありますが、経験の有無が重要な仕事のため、専業として独立開業する人もいます。

家畜人工授精師は国家資格の1つですが、資格は牛・豚・馬・羊など動物によって異なります。資格を取得するためには、畜産科のある大学で必要な課程を学ぶか、都道府県が行う講習会を受けて試験に合格する必要があります。ただし、獣医師であればこの資格を取得する必要はありません。

POINT

  • 家畜の人工授精に関わる
  • 動物によって異なる資格が必要
  • 大学で必要な課程を学び、国家試験に合格する

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