海女・海士

自然に関する仕事

海で魚介類や海藻を採る仕事です。「海女(あま)」は女性を指し、「海士(あま)」は男性を指すのが一般的です。全国の海女・海士の半数が働いている三重県では、海女と海士の割合は7対3程度です。

ウエットスーツを着ておもりとなる鉛を身につけ、素潜りで水深10メートル以上もの海底に潜り、アワビ・サザエ・ナマコ・テングサなどを採ります。潮の流れや天候から危険を察知したり、獲物のいるポイントを知るためには経験が第一です。春から秋にかけてが漁のシーズンで、漁に出られない日やシーズンオフの冬には海産物加工や養殖業・飲食業などに従事します。

海女になるためには、海女漁の行われる地域に住み込み、地域の漁協や組合に加入して、先輩海女の弟子として修業する必要があります。地域に根づいた仕事のため、その土地に住んでいる人がなることの多い職業です。一方で、担い手不足の現実もあります。伝統的な海女漁を行っている地域では、人材募集を行っているところもあります。

POINT

  • 素潜りで長時間潜る体力が必要
  • 養殖業や飲食業との兼業も多い
  • 漁協や組合に加入し、海女の弟子として修業する

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