保線員

乗り物に関する仕事

列車の安全走行を支えるため、線路のゆがみやズレを修正する仕事です。保線とは、「線路の保守」を意味します。列車が走ることによって線路にはどうしてもゆがみやズレが生じますが、放置すると走行時の揺れが大きくなるうえ、脱線事故につながりかねません。そのため線路を点検して修正していく保線作業が不可欠なのです。

保線作業では、レールの間隔が適切に保たれているか・高低差はないか・カーブでは線路全体が適切な形に曲がっているか、といった点を確認していきます。作業にはミリ単位の正確さが必要です。補修が必要な場合は修繕計画を立てて、レールや枕木の交換・バラス(砂利)の入れ替えなどを行います。

保線作業で一番大切なのは作業員の安全です。列車が通る合間を縫って作業が行われる場合もあるため、列車が接近するのを見張る係が立てられるなど、安全を確保するために厳格なルールが定められています。

保線員になるためには、鉄道会社または保線を専門に行う会社に就職する必要があります。

POINT

  • 線路のゆがみ・ズレを修正する
  • チームワークが求められる
  • 鉄道会社か保線の専門会社に就職する

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