山岳救助隊員

自然に関する仕事

山で遭難した人や事故に巻き込まれた人を救助する仕事です。おもな職場には消防署や消防本部に設置されている山岳救助隊、警察の組織である山岳警備隊があります。

消防の山岳救助隊は、平時は山の状態の調査・山火事の防止活動・救助トレーニングを行っています。消防署の管轄内の山で遭難事故が起きると、現場に急行して救助活動にあたります。一方、警察の山岳警備隊は、遭難者の救助活動だけでなく、山の治安や交通安全を守ることも仕事です。そのため、登山者の入山届の受付や、登山道の安全の確認・植物の無断採集の取り締まりも行います。山岳警備隊員が山中の派出所に駐在するケースもあります。遭難者の捜索と救助活動には多くの人手がいるため、消防の山岳救助隊・警察の山岳警備隊・自衛隊・地元の山岳隊が協力することもあります。

消防の山岳救助隊員になるためには、各自治体の消防官採用試験に合格し、山岳救助隊に入隊します。警察の山岳警備隊員になるためには、各都道府県の警察官採用試験に合格し、山岳警備隊に入隊します。

 

*自治体によっては、警察にも山岳救助隊をおいているケースがあります。

POINT

  • 山の遭難・事故現場で救助活動を行う
  • 消防官採用試験または警察官採用試験に合格する

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