声優、ボイスアクター

アニメ・洋画・海外ドラマなど様々な作品で「声を演じる」仕事

映像・写真に関する仕事

INTERVIEW

現役の声優に聞きました

J. Island 声優

岩男 潤子さん

PROFILE

いわお じゅんこ
明治大学付属明治高等学校卒業

「引っ込み思案で、それが強いコンプレックスだった」という岩男さんは、自分を変えたい一心で大好きな歌に賭け、芸能界へ飛び込みました。
 声優として、歌手として幅広く活躍する岩男さんに、声優の仕事についてうかがいました。

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お仕事の内容は?

 アニメ作品を中心に声優のお仕事に携わっています。私がアニメ作品に出演する場合は、直接出演依頼をいただく場合もありますが、オーディションを受けて役をいただくこともあります。
 出演が決まって台本が届くと、まずは読み込みます。その役がどんな性格で、どういう描かれ方をしているのかまで考えるため、他の出演者のセリフまでしっかり目を通します。でも、本番中のスタジオ内でセリフが変更になることもあるので、最後にOKが出るまでは気が抜けません。
 本番中は、何本かあるマイクに対して、自分がどのマイクを使うべきか、立ち位置はどうするかといった部分まで注意を払います。マイクは声の大きさだけでなく、声の方向や息づかいまで拾ってしまいますから、映像に合わせて適切な場所をキープして、あわてないように努めます。
 アフレコの日程は、役の出てくる頻度によってまちまちです。劇場版では数日、レギュラー作品であれば数カ月続くこともあります。
 他に、声を使うお仕事としてナレーションもしています。子育て番組や特別番組以外にも、企業で使われる映像資料などの仕事も担当しました。ナレーションでは、アニメほど声を演じる必要はありませんが、番組内容のトーンに合わせて、ときには楽しそうに、ときには重く響くようにと考えながら声を出しています。インターネット放送や歌手活動などもしているので、今はとても仕事の幅が広いですね。

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このお仕事の醍醐味は?

 アニメを通して、色々な人の人生や境遇を体験できることがとても魅力的です。人は、日常生活ではその人個人の考え方を持っていて、その人だけの時間と空間で生きています。でも、声優はその物語のキャラクターになりきり、自分とはかけ離れた世界、正反対の性格へと変わることができます。それがとても新鮮で、刺激的で、確実に私の糧になっています。
 また、私は歌が大好きですから、作品に関連した歌を歌えるときには本当に胸がドキドキ高鳴ります。アニメも歌も、見て聴いてくれる人があってこそ。その方々の喜ぶ顔を見られるときが、私にとって一番幸せを感じる瞬間です。

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声優を目指す人にアドバイス

 アフレコの際、演出家や監督から色々な注文が出る場合があります。実際に困ってしまったのは、「箱根のロープウェイのアナウンスみたいに」という注文。全くイメージが湧きませんでした(笑)。他にも動物の声やジェットコースターに乗っているように、なんていうのもありました。ですから、時間のあるうちに色んな経験をしてください。その際に、どういう声やトーンなのかを、耳をそばだててじっくりと観察し、覚えておくことが大切です。また、声優の仕事では台本を読み込むことも重要です。日頃から本をよく読んで漢字の勉強や語彙力を高める努力も忘れないでくださいね

ある日の岩男さん

  

9:30

スタジオ入り。アフレコの準備

10:00

アフレコ収録開始。スタジオや参加人数によってマイクの使い方が異なる。途中、演出家や監督から飛び込んでくる指示を逃さないことが肝心。のどを痛めないように、定期的にのどをケアしながら収録を進行

15:00

アフレコ収録終了。次の現場へ移動

16:00

雑誌などの取材対応、もしくはミーティング

19:00

リハーサルやトレーニング。2本目の収録やインターネット放送などがない日はボイストレーニングを行う

21:00

帰宅して夕食。台本の下読みや楽器の練習に取り組むことも

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