漫画家

出版・文筆に関する仕事

漫画家になるためには?

漫画家になるための資格は、特にありません。

漫画雑誌が主催している新人賞への入選を目指すのが一般的です。漫画を出版社へ持ち込んだり、漫画家のアシスタントとして活動したりしても、なかなか雑誌に作品が掲載されることは難しく、賞に入選することが漫画家としてデビューする条件といえるでしょう。

最近では、商業雑誌ではない同人誌が販売されるコミックマーケット(コミケ)などのイベントで人気が高まり、漫画家としてデビューする人も多いです。またインターネット上で作品を発表する漫画家もいます。

基礎を学校で学びたい人は、美術系の大学で絵の勉強をしたり、漫画に特化した専門学校で技術を習得したりする道があります。また独学で漫画家になった人も多数いるので、自分に合った方法で基礎を習得するとよいでしょう。

何よりも作品を描き続けて、評価を得ることが大切です。常に題材になるものを探し続ける好奇心や、題材を自分の作品に具体化することのできる表現力が欠かせません。

現在、日本の漫画は海外にも進出し、アメリカのみならずアジア・ヨーロッパ・南アメリカなどでも人気を博しています。漫画を含めた日本のポップカルチャーは「クール・ジャパン」と名づけられ、経済産業省内には「クール・ジャパン/クリエイティブ産業政策」を進めるプロジェクトが展開中です。2013年には、政府は「クールジャパン推進会議」を発足させました。

つまり、漫画家は世界に向けてコンテンツを提供することができる職業であり、新たな文化交流の担い手として期待されている職業です。

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