航空管制官、航空交通管制官、管制官

乗り物に関する仕事

航空管制官、航空交通管制官、管制官になるためには?

航空管制官になるために必要な資格はありませんが、最初のステップは、大学卒業程度とされる「航空管制官採用試験」に合格することです。この試験には年齢制限があり、受験する年度に30歳未満でないと受験することができません。一般の国家公務員試験と同様に、一般的な知識・教養・そして外国語能力が問われます。これは航空管制官の仕事がおもに英語で行われるためです。また、適性検査として空間把握力の試験が特別に課され、示された図や記号を記憶できるか・方向や移動の空間認識が可能かどうかが試されます。2012年度では、1275人の受験者のうち、合格者は70人でした。

試験に合格すると、航空保安大学校で1年間の研修を受けたあと、各地の航空交通管制部などの現場や、国土交通省の行政・管理部門などで勤務し、技能証明を受けることになります。

また、航空保安大学校学生採用試験を受けて進学する方法もあります。航空保安大学校では、航空管制官の他にも「航空管制運航情報官」「航空管制通信官」「航空管制技術官」「飛行検査官」など、航空交通の保安に関わるスペシャリストを養成しています。

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