共通テストニュース 新課程入試について

公民 執行康弘先生の学習アドバイス

公民

執行康弘先生

執行康弘先生

変化の激しい時代の先を捉え、そのポイントを的確に反映する授業センスは抜群。心地よいテンポの語りと流れるような板書で、重要事項が一目でスッキリと整理される。受験の範囲に留まらず、社会人対象の講座を担当することもあり、教科に対する群を抜く専門性に裏打ちされた授業は必見。自ら努力することをいとわない先生の姿勢は、キミの人生も豊かにするだろう。

高3生 のキミへの学習アドバイス

初めて実施される共通テストの対策をしなければならないのは大変なことです。共通テストでは思考力・読解力を問う問題が出題される予定ですが、その前提となるのは従来どおりの「知識」です。よって教科書をしっかりと読み、正しい知識を身につけましょう。

全範囲の学習が済んでいるのであれば、その知識を定着させるために東進の「過去問演習講座 大学入学共通テスト対策」を活用しましょう。また履修範囲が残っている受験生はできるだけ早く全体の学習を済ませましょう。社会を後回しにする受験生もいるようですが、少なくとも秋までに演習に入らないと本番で点数を取ることは難しくなります。

他学部・他大学の過去問でも問題演習を積む

過去問演習は、受験する学部以外の学部の問題演習もできるだけ行うこと。問題を解くと傾向も見えてきます。問題演習を積むという意味で、傾向が似ている大学の過去問に触れるのも有効です。リード文もしっかりと読み、知らない語句などがあれば、それらを自分の知識に変える努力を積み重ねましょう。

共通テストに移行するだけでなく、新型コロナウイルスの影響が加わり、不安な気持ちでいっぱいになっていると思います。不安に打ち勝つために、優先順位をつけて(社会を後回しにされると困りますが)、今できることをしっかりとやってください。不安を乗り越えるためには、自信をつけるしかありません。自信は努力することによって身につきます。夏の頑張りが皆さんを合格へと導くと思います。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

政治経済や現代社会は、私たちが今生きている社会のしくみを学び、そこから発見した課題や問題点から、どうすれば今後人々が幸せになれるかを考えていく、未来のための教科だと思います。未来を創造するためには、まず現状を知らなければなりません。高2生・高1生の段階からスキマ時間を活用して、新聞やニュース、スマホなどから最新の情報に目を通してください。それだけでも全然違いますよ。また、短時間でいいので、中学校の範囲を復習しておくと、その後の勉強がスムーズにできますよ。

将来「なりたい自分」を目標に努力しよう

高2生・高1生はこれから部活も再開となり、学習時間が限られるとは思いますが、勉強は日々の積み重ねです。ここで努力しないと高3で大変なことになります。注意してください。自分を奮い立たせるためには目標を定めることだと思います。さまざまな人から話を聞く、オープンキャンパスに行く(今年はWEBで行われる大学もあるので参加しやすいです)などして、自分の将来図を描いてください。描いた「なりたい自分」を目標に、充実した日々を過ごしてください。