• 東進タイムズ 2021年1月01号

数学 沖田一希先生の学習アドバイス

数学
沖田一希先生

「数学が苦手、でも何とかしたい!」という高校生の期待に応え、短期間で数学力を徹底的に養成し、バラバラな知識を統一・体系化していくプロ中のプロである。熱く情熱的な沖田ワールドは時が経つのを忘れさせ、君の数学力を飛躍的に向上させる。

高3生

共通テストが近づくにつれて「あれもやらないといけない!」「これもやらないといけない!」という気持ちが強くなります。そうなると、焦る気持ちばかりが先立ち、結局、十分な対策ができなかったということになりがちです。

そこで、最低限やることを決めることが大切です。残された時間を計算し、欲張らずに大胆にやることを絞るのです。じっくり考えながら学習する時間はありません。少し考えても解答が頭に浮かばない場合は、解答を見て理解してください。理解できたと思ったら徹底的な復習です。本番と同じ分量の問題を本番の試験時間の3/4から1/2くらいの時間で解答できるぐらいに仕上げましょう。

試験前日、「明日に備えて早めに寝よう」と就寝時間を早め、変な時間に目が覚めて、その後眠れなくなり、逆に体調を崩してしまったという話を毎年耳にします。試験前日もなるべく普段どおりの生活を心がけてください。

当日の朝はとかく慌ただしいものです。試験前日の夜には受験票など受験に必要なものを、リストを見ながらきちんと鞄に入れて用意しておいてください。試験当日の休み時間も貴重な学習タイムです。その時間に勉強するものも用意しておくといいでしょう。また、使い込んだテキストをお守り替わりに持っていくと心が落ち着きますよ。

試験前日はもちろん、試験直前までもがいてください。試験直前に忘れがちな解法を見ていたら、それとほぼ同じような内容が出題されるということもあるからです。

やればやるほど暗記力、思考力が向上する

共通テストが終わると大きな脱力感に襲われると思います。でもここからが本当に大事な時間です。国公立二次試験や私大の試験に備えてすぐに頭を切り替えてください。共通テストが終わったその日の夜から早速、次の試験に向けた学習を始める。特に共通テスト以上に出題範囲が広がる理系の方々は心して取り掛かってください。

出題形式が違うとはいえ共通テストの分野ごとの出来不出来は参考になります。次の試験と重複する試験範囲の中で出来が悪かった分野があれば、まずはその分野の学習に重点を置きましょう。

共通テストは新しい形式ですので、不安な気持ちでいっぱいという受験生は多いと思います。しかし条件はみんな同じです。不安な気持ちは理解できますが、不安な気持ちに心を揺さぶられて学習がままならないというのが一番まずいパターンです。意識的にポジティブな思考を持つようにしてください。

ここまで勉強に励んできた人であれば、この時期、単位時間当たりの勉強量がいままでの2倍、3倍となるのが普通です。やればやるほど暗記力、思考力が向上していきます。まだまだできます。最後まで頑張る君でいてください。

高1生・高2生

新高3生(高2生)は共通テストまでちょうど1年です。いま思っている以上にあっという間の1年となるでしょう。あとで慌てることのないようにいまから本格的に受験モードに切り替えてください。よい結果を得るためにいますぐに「もう受験生なんだ」と意識してください。

新高2生(高1生)は既に高校生活の1/3が終わりました。こんな感じであっという間に月日は流れていきます。大学進学を考えているのなら、君たちもいまから受験を真剣に意識してください。

受験生と同じ日に同じ問題を解く「共通テスト同日体験受験」の機会を無駄にせず、飛躍の原動力に変えてほしいと思います。まずは真剣に受験してください。受験後は解説授業を受けて問題の内容や解答を理解し、解けなかったところの解答を完璧に再現できるようにしてください。

情熱なきところに道は拓けない

分野に注目すると、「2次関数」はあらゆる分野の基本となります。2次関数の仕上がりを確認しましょう。また、「三角比」も大事な分野です。新高2生は2次関数と三角比の学習から始めてください。

数学Ⅱ、数学Bは差のつきやすい分野です。特に数学Bを苦手とする生徒は多いようです。新高3生は数学Ⅱ、数学Bのうち苦手と感じる2つの分野を春休み終了までに仕上げましょう。その後の学習が楽になります。とはいえ、数学が苦手な人にとって数学は独学しにくい科目です。ぜひ、東進の授業を活用して、よいスタートダッシュを切りましょう。

君の人生は君自身のものです。将来を真剣に考え始めると身につけたいスキルや進学したい大学が見えてきます。情熱を持てることを探してください。情熱なきところに道は拓けません。

未来を見て意欲的に学習するのと未来を見ず惰性で学習するのとでは学習効率に大きな差が生まれます。真剣に学習することで高校生活はさらに充実したものになるでしょう。