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英語 香川龍志郎先生の学習アドバイス

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香川龍志郎先生

香川龍志郎先生

熱気あふれるトークで繰り広げられる軽快かつ明快な講義は、君の 〈わからない〉と〈わかったつもり〉にダイレクトアタック。基礎から最難関まで、毎年あらゆるレベルの生徒から「目からうろこが落ちました」と評されるその講義はまさに、痛快、爽快、大正解。「モチベーター」としての評判も高く、授業後には満足感だけではなくやる気に溢れた君自身が必ずやそこに!

高3生 のキミへの学習アドバイス

国公立・私立志望を問わず志望校対策が本格化していると思います。国公立志望であれば共通テスト対策とのバランスが一番気がかりな人も多いはず。現時点で共通テストが、目標点に到達していたり、そもそも二次試験の門前払い用のみと考え、重きを置いていなかったりということでなければ、やはり共通テスト対策が十分でない段階で二次試験対策にウェイトを移していっていいものかという葛藤がありますよね。一方で「共通テストにメドがついてから本格的に二次対策」という考えではいつまでたっても舵を切れないので、大切な考え方をお伝えしておきます。

◉意識の面ではなく、自身の勉強スケジュール内での時間配分でバランスを取る!

あくまで気持ちの面で『演習の比率を〇:〇くらいのバランスで...』と考えてもなかなかうまくいきません。例えば『平日は二次の過去問/週末は共通テスト演習』というように週の日程で分けたり、『共通テストは各種対策講座で/二次対策は過去問演習講座で』というようにそれぞれ講座の受講スケジュールに合わせたりしてバランスを取ることをオススメします。

私立志望の人はどんどん志望校対策を進めてほしいのですが、『何から手をつけたらいいのか』という質問をよく受けます。こちらも大切なことをお伝えしておきます。

◉「第一志望」との具体的な『距離感』をしっかりと測っておく!

第一志望を高く設定している人は多いと思います。それ自体はまったく問題ないのですが、模試の判定でしか志望校との距離感を確認できていないのであれば要注意!今の自分の力との距離すらわかっていないのであればそれはただの『夢』でしかありません。例えその距離がどれだけ大きくともその頂までの距離を実感すれば、『目標』になります。

だから過去問が重要なのです。そこで感じた距離感次第で、併願校対策とのウェイトバランスは決まってくるでしょうし、どこまで受験するかという自身の受験スケジュール自体も具体的に決めることができます。

「頭」と「体」を使った英語学習を

受験本番が近づきプレッシャーが大きくなってくるにつれて、「演習をすべきだと頭ではわかっていても、体が言うことをきかない」ことがあります。そういう時には『頭』ではなく『体』を使った学習に切り替えましょう!演習中心の生活になると〈基礎練〉にあたる英語を読んだり書いたりする活動の割合はどうしても小さくなりがちですが、《基礎》に立ち返りましょう。特に記述がある試験では、「スペルミス」は大敵なので単語帳の単語を書いてみることも大きな意義があります。「頭」を使った学習が難しい時はしっかり『体』を使って、英語の学習をゼロにしないことが大切です!

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

勉強のモチベーションを高めるうえで一番効き目があるのは、ハッキリと自分の目標を定めることですが、将来のことがまだ見えていなければ、「近い将来」に目標を設定すればよいのです。それは学校の定期テストでも、東進での講座の受講を進めることでもOK。「目標」というのは『見つかる』ものではなく『見出す』ものです。

遠い目標が見えなければ近場のものを目標として設定し、それをクリアすることに意識を向けてください。どれだけ小さなことでも構いません。コツコツと一つずつあなたが見出した目標をクリアしていけば、ふと顔を上げた時には驚くほどの高みへと登っている自分がそこにいるはずです!

今、試練に耐え 未来に笑おう

高3になったときに大きな差を生むもの、それは間違いなく《語彙力》です。語学において語彙力というのはまさに個人の努力の結晶です。「覚えるのが難しい」からこそ、「逃げ続ける人間」と、「そこに挑み続ける人間」との間に大きな隔たりを作ってしまいます。今の自分の頑張りは、高3の自分への「貯金」だというイメージを持ちましょう。今試練に耐えて未来に笑うのか、今笑って将来に泣くのか、あなたの望む未来はどちらでしょう。語彙力増強に一層の意識を向けてください!

コロナ禍において普段の学校生活もかなり我慢を強いられている方も多いかと思います。そんな中で、数年後に控える大学受験に向けて頑張れと言われても......、と思うかもしれません。しんどい時は無理をせずにいきましょう。気分が上がってきた時は一気に加速してやりましょう。あなたの良い時も、悪い時も、いつだって我々講師はあなたのそばにいます。きっと僕たちは皆さんの力になれます。ともに進んでいきましょうね!