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英語 香川龍志郎先生の学習アドバイス

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香川龍志郎先生

香川龍志郎先生

熱気あふれるトークで繰り広げられる軽快かつ明快な講義は、君の 〈わからない〉と〈わかったつもり〉にダイレクトアタック。基礎から最難関まで、毎年あらゆるレベルの生徒から「目からうろこが落ちました」と評されるその講義はまさに、痛快、爽快、大正解。「モチベーター」としての評判も高く、授業後には満足感だけではなくやる気に溢れた君自身が必ずやそこに!

高3生 のキミへの学習アドバイス

夏からの志望校対策を実りあるものにするために、≪語彙・語法・文法・構文≫の定着に自信が持てるようになっているか一度自問してみてください。良質なアウトプットは良質なインプットがあってこそのものです。時期が来ると「もう夏だから」「みんなもうやっているから」と周囲の雰囲気に焦りを感じて、インプットが不十分な段階で無理やり過去問演習に入ってしまう方が多くいますが、これだとせっかく志望校の実際の問題と対峙して大きな学びを得る機会のはずが、ただ「こなす」ことへの自己満足だけになってしまったり、何より手ごたえが十分に感じられず気持ちが萎えてしまうことが大きな懸念です。ある意味、過去問演習、志望校対策というのはあなたにとって『ボス』に挑む場であって、当然そのためには十分なレベルアップや装備の充実が前提となりますよね?ここでいう「レベルアップ」「装備の充実」というのが各教科の〈基礎力〉であり、英語では≪語彙・語法(=単語の意味とその典型的な使い方の知識)≫と≪文法・構文(=単語を文へと紡ぎあげる際のパターンの知識)≫にあたります。少しでも不安を感じる場合はインプットをこの6月に一気に腰を据えて取り組みましょう!

「十喜零憂」の精神で失敗を学びに変えよう

これからの時期に、もっともしてはいけないことは、目の前の結果に「一喜一憂」することです。多くの受験生にとっては『喜』よりも『憂』を感じるできごとの方が圧倒的に多く、その状況は「零喜十憂」くらいかもしれません。しかしながら、考えてみれば自身が結果を憂うような状況というのは見方を変えれば大きな成長の機会ではありませんか!「できた」ことからはもちろん自信を手にすることでしょうが、「できなかった」ことからはとても大きな『学び』という糧を手にすることができます。「できなかった」ことを〈失敗〉ではなく〈教訓〉と捉えることでそれはもはや憂うべきことですらないでしょう?むしろ自分が大きく成長できる機会を得られたのですから喜ぶべきではありませんか?究極のポジティブシンキングですよね(笑)。でも、本当にみなさんには『十喜零憂』の精神で事にあたってほしい。昨日までできなかったこと・知らなかったことが今日知った・できるようになった、ということに一つひとつの喜びを感じてください。あなたはもっと強くなれますよ。つい最近高3生になったと思ったら、あっという間にもう夏がすぐそこと焦っていませんか?心配いりませんよ。時が経つのが早く感じられるのは、それだけあなたがこの間しっかりと勉強に没頭できている証拠と言えます。もちろんまだまだ課題は山積みかもしれませんが、それでも着実に夢に向かって一歩一歩前進しているはずです。この夏を自分史上最もアツいものにしましょう!

以下、WEB限定アドバイス!

摸試というのはあくまでもみなさんの学習における『健康診断』です。つまり良い判定が出ればそれは今のあなたの勉強の方向性が正しいことがわかり、判定が思わしくない場合は今の自分の勉強のペースや指針に何か問題があるということがわかる、というわけなのですが、ここで一番大切なのは摸試の結果はあくまでもあなたの「これまで」の頑張りを評価するものであって、「これから」の頑張りの指針とするためのものです。つまり「これまで」の評価が悪かったからといって、その判定を十字架のように背負うのは極めてナンセンスです。「これから」を変えるためにこそ「これまで」の評価と真っ向から向き合って、自分の何が良くなかったのか、どうすればもっと良くなるのかを冷静に考えるためのツールとして使いましょう。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

基礎固めをするうえで大切なことは、「知っている」ことと「できる」ことは違うということを常に肝に銘じておくことです。『そんなこと知ってるよーカンタンじゃん』と思ってしまうようなこともこの時期になると増えてきたのではないでしょうか?それはそれで喜ばしいことですが、では本当にそれはあなたのモノになっているでしょうか?パッと見てわかる単語、スペルは正確に書けるでしょうか?サッと読んでわかる英文、ゼロから自分で書けるでしょうか?どうしても「知っている」ことが多くなってくると人間は「知らないこと」を求め、さらに難しいことを欲してしまいがちです。ただ真の意味で、〈基礎〉を固めるというのは自分が「知ってる!」となってからがむしろスタートなのです。「わかった」ではなく「できるようになった」をゴールに据える意識で日々の学習に励んでください。

「質」にこだわりやりたいことを欲張ろう

高2・1生の間の最も大きな課題は勉強とそのほかの関心事とのバランスをどうやって取るかです。重要なのは「量」ではなく「質」です。「量」を確保することが難しければ「質」にこだわりましょう。僕は欲張りな方が大好きです。勉強以外にやりたいことが多ければ多いほど、何かを犠牲にするのではなく、質にこだわり『ぜーんぶ欲しい!』と欲張ってください。

日々の中でしっかりと勉強を頑張るみなさんのことを、僕は本当にステキだと思います。今の頑張りは、たとえそれがどれだけ小さく感じられても、着実に1年後、2年後大きな糧となっています。たとえ一歩ずつの歩みであっても、間違いなく夢に近づいていっています。時にはそんな自分の頑張りを自分で称えつつ、その歩みを一緒に続けていきましょうね。

以下、WEB限定アドバイス!

自分の将来や志望校というのは、決めようと思ってもなかなか簡単に見つかるものではないですよね。探そうとすればするほど見つからない、そんなものです。ですが何か具体的な目標ができればそれはとてつもなく大きな原動力となります。自分が何のために頑張っているのか、これから頑張るのか、それを目先の成績向上ではなくさらに先を見据えた何かに向けられるよう日々過ごしてみてください。今は少し調べれば様々な情報が手に入る時代です。自分が少しでも興味がありそうなことに出くわせば、断片的なキーワードでもよいので常に「検索」するクセをつけてみてください。ひょんなことからあなたの興味が広がっていくかもしれません。