大学入試センター試験解答速報2012
《地学I》 新高2生へのアドバイス



◆センター試験について知ろう
最初に、センター試験がどのようなものかを知ることから始めましょう。今回のセンター試験の問題をただ見るだけでなく、実際に解いて採点してみましょう。出題分野、出題の傾向、難易、時間配分など、自分で確認してみましょう。問題の文章や図はどのくらい理解できるでしょうか。分からない用語はどのくらいあるでしょうか。どんな傾向の出題が多いでしょうか。また、どんなタイプの問題が難しく感じられるでしょうか。計算問題はどうでしょうか。

◆センター試験地学Iの特徴
 センター試験の出題範囲は地学Iの教科書の範囲に限られています。ですから、教科書の徹底理解がセンター試験高得点の鍵です。教科書の徹底理解には「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習を徹底することです。そのために、まず、教科書を通読することから始めましょう。地学Iを現在学習している場合は、これまでの学習を見直す意味でも教科書の通読をしてみてください。また、これから学習する人は教科書を手に入れて全体を通読してください。通読することで地学学習の全体像を把握することが大事なのです。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地層と地球の歴史、気象・海洋、天文と分野が多岐にわたっていて、それぞれの分野ごとに探究する方法や考え方があります。これが地学が理科の他の科目と異なる大きな特徴です。それぞれの分野でどのような観察や観測が行われるか、観察や観測からどのようなことが導かれるか、その概略をはじめに把握するようにしましょう。

◆これからの学習について
 地学は暗記科目だと言われることがありますが、それは誤りです。センター試験で問われるのは論理的な思考・判断です。単純な暗記で答えられる問題はせいぜい2割程度でしょう。センター試験で高得点を得るためには暗記に頼らない学習を心がけて下さい。
 教科書を通読したら、学校の授業で学習しながら、あるいは、自分で学習(教科書をできるかぎり丹念に読んでいくことが基本です)しながらセンター試験対応の模試に早くからチャレンジしてみましょう。早くから模試を受けていくことは教科書の理解をより深めることになります。模試を受けたら教科書に戻ってその内容を確認していくましょう。2ヵ月ごとに行われる東進のセンター試験本番レベル模試はそのための良い機会になります。まだ早いと思わないでチャレンジしてみましょう。

大学入試センター試験解答速報2012
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