大学入試センター試験解答速報2012
《地学I》 設問別分析



【第1問】地球の層構造、地震の観測
問1は基本問題で、問2はAからCについて知っていれば容易である。問3は教科書に記載されている通りの出題内容であった。問4はP波の地球内部の伝わり方について図を書いて判断すればよい。問5は問題の図を使わないで、問題文だけで判断すれば容易である。問6は大森公式を導けるかどうかがポイントである。

【第2問】深成岩、変成岩、火山岩
問1は玄武岩質マグマであることを知っているかどうかがポイントである。問2は斜長石についての基礎的理解を問う問題である。問3は圧力の高低を判断するのが難しかったと思われるが、問題文から判断すればよい。問4、問5、問6は基本問題で容易に解けたと思われる。

【第3問】地質図、侵食、運搬、堆積
問1は切る−切られるの関係で容易に判断できる。問2は図2の情報を図1に書き込んで判断する。問3は基本問題である。問4は46億年と5.5億年を知っているかどうか、問5、問6は図3の内容を学習したことがあるかどうかがポイントである。

【第4問】温帯低気圧、海水の循環
問1は風の吹き方の基本問題である。問2は温暖前線を理解しているかどうかポイントである。問3は天気図から容易に判断できる。問4は乾燥断熱減率、湿潤断熱減率を覚えているかどうかがポイントである。問5は基本問題で、問6は環流の向きが分かれば容易に解ける問題である。

【第5問】太陽系、恒星のスペクトル
問1はケプラーの法則の基本問題である。問2は金星の環境の知識問題である。問3は小惑星が火星と木星の間であることを知っているかどうか、問5は波長と表面温度の関係を知っているかどうかがポイントである。問4、問6は容易に解ける基本問題である。

大学入試センター試験解答速報2012
表示:スマートフォン版│PC版