大学入試センター試験解答速報2012
《英語》 全体概観


問題構成、設問数、大問配点とも昨年と同じ

全体的な問題構成に変化はなく、2010年、2011年の問題構成が今年も踏襲された。設問数、大問の配点にも変化はなかった。大問は全部で6題あり、第1問、第2問は、語彙・文法・語法等の英語の基礎力を試す問題で、全体配点の 27.5% が与えられている。第3問〜第6問は、ディスカッション、広告文、説明文等のさまざまな文章を読んで解答する問題で、これらが全体配点の 72.5% を占め、実践的な英語運用力を問うことに比重が置かれている。設問形式の変化については、第1問Bのアクセント問題が2010年の見出し語と同じものを選ぶ形式に戻り、第2問Cの整序問題の選択肢が昨年の6つから5つに減少した。また、第6問の段落要旨問題がBとして独立し、段落の要旨を一覧にした表中で、空欄になっている4つの段落の要旨を選ばせる形式になったため、マーク数が3つ増加した。形式面の変化はいずれも小さなものに留まり、受験生が戸惑うことのない出題であった。ただし、第3問〜第6問で英文量が増加し、設問も含めた全問題の総語数は約300語程度増加して4000語強になったため時間配分が重要となるが、第1問の発音問題や第2問の整序問題など、前半が昨年より取り組みやすい問題になっている分、バランスに配慮されたものとなっている。



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