《化学I》 新高2生へのアドバイス
◆はじめに
皆さんは、センター試験では、この化学Iを受験する訳ではありませんが、「化学基礎」や「化学」を受験する際の参考になると思いますので、よく読んでください。
◆あらゆる問題に対応できる真の実力をつけよう!
原子番号1の水素Hから原子番号20のカルシウムCaまでの簡単な元素の周期表をつくることはできますか? 周期表を覚えることにより、解ける問題が確実に増えますし、覚える前と覚えた後では化学に対する世界観が変わってきます。さらに、「原子番号20まで覚えたからいいや」ではなく、「ここまで覚えたのだから原子番号36まで覚えてしまおう」と考えましょう。センター試験の問題を解くだけであれば、原子番号20まで覚えていればかろうじて問題を解くことは可能ですが、原子番号36まで覚えてしまえば余裕をもって答えられるようになり、どのような問題が出題されても慌てることはなくなります。
◆計算問題にじっくり取り組んでおこう!
計算問題では、物質量(モル)を正確に求められるかどうかが大きなポイントです。日常の学習では、単位に注目しながら計算するようにしてください。化学現象の理論や計算問題はじっくりと考え、暗記すべき事項は正確に暗記するようにしましょう。日常の学習で時間をかけて身につけた実力は、センター試験本番の独特な雰囲気の中でも確実に発揮できるようになります。問題演習したときに間違えた問題については、何を間違えたのかをノートに書きとめておき、後で確認するようにしましょう。これらの作業を地道に繰り返して、真の実力を養ってください。