大学入試センター試験解答速報2013
《理科総合A》 新高3年生へのアドバイス



◆理科総合Aとは
理科総合Aは、エネルギーに関するさまざまな内容と、物質の構成や変化といった内容を中心として、自然現象について理解を深める科目です。これに加えて、リサイクルや環境問題についても扱っています。したがって、エネルギーの種類やエネルギー資源、物質の成り立ちなどを理解し、リサイクルや環境問題まで興味、関心を広げていくことがとても重要になります。また、スポーツなど具体的な事象をもとにした設問や、与えられた実験結果から結論を導く設問が毎年のように出題されています。教科書の内容を正しく理解するのはもちろんですが、それだけにとどまらず、具体的な現象と物理の知識を結びつけたり、観察や実験などを通して理解を深めたりする必要があります。


◆理科総合Aの勉強法
まずは教科書の内容を確実に理解する必要があります。理科総合Aでは、物理分野の力学的エネルギーと仕事、熱エネルギー、電気エネルギー、化学分野の物質の構成、酸化還元、また今年は出題がありませんでしたが酸・塩基などを確実に理解する必要があります。これに加えて、生物分野の酵素や発酵、地学分野の鉱物資源やエネルギー資源なども重要です。また、例年理科総合Aのセンター試験では、物理分野の出来によって差がつく傾向が強く現れますが、物理分野は十分に対策すれば決して難しくない得点源です。今のうちから対策をしておくと、確実に有利になります。普段からさまざまな現象と物理法則を結びつけることを意識しておけば、今年のようなスポーツに関する問題が出題されても対応しやすくなります。さらに、リサイクルや温室効果ガスによる地球温暖化といった環境問題、風力発電、地熱発電等の自然エネルギーを用いた発電などについても、普段から関心をもっておき、テレビ、インターネット、新聞などのニュースで得た知識を整理しておくとよいでしょう。


◆センター試験のために
教科書の内容が十分に理解できるようになったら、次はセンター試験での目標点を取るための対策が必要になります。しかし、理科総合Aに関する問題集は少ないのが現状です。また、センター試験では、複数の答えの組合せを解答する問題など独特の出題形式がみられます。東進のセンター試験本番レベル模試は絶好の機会ですので、積極的に活用して下さい。

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