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《日本史A》 新高2生へのアドバイス
◆歴史の流れ(アウトライン)をつかみ、「軸」となる歴史的事象をとらえておこう!
(1)日本の歴史に対する興味を深めていこう!
日本史を受験科目に選択した高2生は、少なからず日本の歴史に興味を抱いている人が多いことでしょう。部活や学校行事などで忙しい時期ですが、教科書を中心とした学習を「今」ここからはじめてみましょう。まず、ご自分が興味をもった時代で結構です。興味をもった理由やその時代を生き抜いた著名な歴史的人物などをワークシートにまとめて可視化してみましょう。そして、教科書に記載されている興味を抱いたその時代を精読してみましょう。精読した際に新たな発見があれば、知的好奇心を刺激し学習意欲はさらに増していくはずです。
(2)センター日本史・日本史Aの出題傾向を分析してみよう!
日本史Aの問題は日本史Bと同様に空欄補充問題・正誤問題・時代整序問題などがマーク式で出題され、出題範囲は近現代が中心の傾向がみられます。早速、2017年度の問題に目を通してみましょう。高2生の段階で「何」が「どう」問われるのかをある程度つかんでおけば綿密な学習計画が立てやすくなります。近年、グラフや図版が使用される問題が増加傾向にあります。これらの傾向から普段の通史学習の際には教科書とともに図版集も随時確認する作業を遂行し、総合的な視野から個々の歴史事象に対する理解を深めていきましょう。
(3)「流れ」に(アウトライン)をつかむことで、しっかりとした土台を構築しよう。!
センター試験は限られた時間内に正確に解答することを求められます。単なる暗記ではなく日本史の本質的理解こそが高得点の源となります。日本史学習においてはじめの一歩として一番大切なことは歴史の「流れ」をつかむことです。とくにセンター試験・日本史Aの場合は、複雑な歴史が交錯しあう近現代史が中心ですので、その重要性は非常に大きいと言えるでしょう。たとえば明治時代前半の政治史は「明治維新」→「自由民権運動」→「大日本帝国憲法の発布」→「初期議会の開催」・・と展開されます。大きな視野から「流れ」をつかんでおくとは、家を建てる際の土台を形成することに相当します。土台の部分がしっかりしていれば、「流れ」を構成している個々の歴史的事象に対する理解力は格段に上がっていくはずです。
(4)歴史を牽引した人物とその治世下の「軸」となる出来事をとらえておこう!
歴史を勉強しているとたとえば、律令社会は「天皇」、摂関政治期は「藤原氏」、武家社会は「将軍」というように、時代ごとに頂点に立って社会を牽引した人物がいることに気づくことでしょう。そのような社会を牽引した人物をピックアップし、その人物の治世下にはどのような出来事があったのかをとらえておきましょう。その際にはその出来事が(3)で述べた「流れ」のなかでどのような要素を構成しているのかを深く考察することが大切です。各時代におこった出来事は、教科書の巻末や図版集などに掲載されている「年表」で確認してみましょう。
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