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《倫理》 新高2生へのアドバイス
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思考力重視のセンター倫理
センター試験倫理の問題は決して易しくありません。思想の本質的な理解を問う問題、具体的事例を用いて考えさせる問題、現代社会分野の時事問題,文章や図表の読解問題と、出題形式もバラエティに富んでいます。また、近年では難解な現代思想分野からの出題が増えており、単なる暗記科目だと甘く見ているとは高得点は望めません。ただし、奇をてらった悪問が出題されるわけではありませんから、基本事項をきちんと理解していれば確実に得点を重ねることができるでしょう。センター試験倫理では思考力が重視されていると言えます。これから先、出題形式が変化していく可能性はありますが、思考力重視という基本は変わらないでしょう。2年生のうちから教科書をじっくりと読んで、思想の大きな流れをつかんでおきましょう。
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倫理は「私」について考える科目です
現行のセンター試験倫理は、「青年期」「源流思想」「日本思想」「西洋近現代思想」「現代社会」の5つの分野からなります。「倫理」というと思想や宗教のことと思いがちですが、第1問では、「青年期」「現代社会」から自我形成や社会的な諸問題なども出題されます。
これは、
〈今ここに生きる私〉を総合的に捉えてほしい
という、出題者からのメッセージであると受け取れます。哲学も宗教が人生と深く関わっていることは言うまでもありません。「私とは何か」、「私たちの社会とはいかなるものか」、こういった問題について先哲たちは深く考察してきました。倫理には、単に試験科目であるというにとどまらず、大人になる前に考えてほしい内容が詰まっています。
2年生のうちには、「倫理」を受験科目として意識しすぎないほうがいいでしょう。まだ自分でいろいろと考える習慣を身につけてほしい時期です。鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』(講談社現代新書)・池田晶子『14歳からの哲学』(トランスビュー)といった、若者向けに書かれた本を読むことをお勧めします。そうしたことが土台として、受験向けの勉強に必ず生きてきます。
また、センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力を求められます。東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけてください。
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