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日本史A: 新高3生へのアドバイス
《日本史A》 新高3生へのアドバイス
◆1つの史実が他の史実と関連性をもって壮大な歴史を構成していることを自覚しよう!
(1)センター本試・日本史Aの出題形式をつかもう!
まず、受験学年である3年生は2018年度の問題を隅々まで点検することからはじめましょう。「何」が「どう問われるのか」を最初につかむことは、学習指針の「羅針盤」になるため非常に重要なことです。空欄補充形式、正誤問題、時代整序問題、史料・地図・表などを通じて問う問題など、実にさまざまな視野から問われていることに気づくでしょう。個々の歴史的事象を、いってみれば俯瞰的視野から問うているといえるでしょう。このような問題形式に対応するためには、柔軟性のある思考力を鍛えていくことが必要です。
(2)「5W1H」をつないでいこう!
個々の出来事は「いつ」「どこで」「何が」「なぜ」「どうした」のいわゆる5W1Hで構成されています。その個々の出来事が他の出来事と有機的な「関連性」をもつことで、「一つの時代」が創成されます。豊臣秀吉が太閤検地により構築した石高制は、次代の江戸時代の土台というべき原理として生き続けることになります。つまり、出来事と出来事をつないでいくことを強烈に意識しながら学習をすすめていくことが重要になってきます。断片的な学習にとどまってしまうと、因果関係が希薄になるため、その時代全体を理解することはおろか、ダイナミックに動く歴史の醍醐味を感じることも難しくなってしまいます。「つないでいく」学習により、歴史を深く理解することをこころがけましょう。
(3)目標をたて計画性のある学習をこころがけよう!
部活と学習の両立が高校3年生にとって大きな壁になっている場合があります。「両立」を円滑に実行していくためには、目標を立て、綿密な計画性をもって学習にあたることが必要です。2018年夏ごろまでに文化史を含めた通史学習を終えることを目標に、そこから逆算して「一つの時代」をクリアする時期を「月」単位で設定していきましょう。すでに秋頃から過去問演習にあたれるよう知識を習得していきましょう。また、学習を終えている時代でも、しばらく目にする機会を失ってしまうと、記憶は瞬く間に薄れていきます。重要なのは「繰り返し繰り返し」の学習です。教科書や図録の何ページに「何が書いてある」といったことが想起できるようになるまで、反復学習を遂行していきましょう。
(4)東進の「センター試験本番レベル模試日本史B」を毎回受験しよう!
実践的な力を養成するために東進の「センター試験本番レベル模試日本史B」を毎回受験してください。日本史Bではありますが、大問6題中2題は日本史Aとの共通問題を想定したものであり、センター試験・日本史の出題形式や難易度を熟知した「プロ集団」によって作題されています。受験を積み重ねることで弱点箇所が浮き彫りになり、的確かつ簡潔にわかりやすくまとめられている「解答・解説集」は受験者にとって非常に有用なアイテムとなることは間違いありません。
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