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大学入試センター試験
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政治・経済: 設問別分析
《政治・経済》 設問別分析
大問4、小問34での構成は昨年と変化なし。図表・グラフは計6問で昨年と同様であった。
【第1問】近代国家の役割と変遷
第1問は、国家間の歴史的変遷や、民主主義の政治制度と理念、市場の基本概念、および格差の問題と国防も含めた国家の役割が出題された。アメリカとイギリスの政治制度の違い、法の支配や基本的人権についての問題のほか、図表を用いた需給曲線についての基本的問題、ローレンツ曲線の基本的理解を問う出題があった。さらに電力や国防についての問題も出された。
【第2問】戦後冷戦下の政治経済の変動の歴史問題
欧州や日本の戦後経済復興、核軍縮などを含めた戦後の歴史的変遷について出題された。終戦直後から高度経済成長期、さまざまな経済変動などによる経済構造の変革、及び核兵器制限の大きな流れなどをつかむ問題であった。
【第3問】国内外での経済格差
経済格差を主なテーマとした出題であった。用語としてベーシック・インカムが出題されている。南北問題や貿易体制、エネルギー表など、国際経済分野から多く出題されたほか、国内における社会保障政策に関する問題もあった。
【第4問】男女共同参画社会
男女、労働者、外国人、婚外子などの平等に関する問題であった。さらに内閣の閣僚の男女比、国会の名称や省庁再編、直接請求権など政治分野も出された。学習権や労働法規、違憲判決については、近時の時事問題である。
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