
アメリカはもちろん、全世界に衝撃を与えた9.11事件。あの後に製作されたセサミストリートでは、事件で受けたであろう子どもたちの精神的なショックの深さを、エルモのエピソードの中で語っています。 ある日、フーパーさんの店にランチを食べに行ったマリアとエルモ。ところがキッチンから煙が出て大騒ぎに。幸い火事はすぐに収まりますが、エルモはぶるぶると震えるばかり。9.11で目にしたことがトラウマになり、煙を見たことでそれがよみがえってきたのです。そこで、マリアと消防士が協力してエルモを……。続きは、こちらで。
(YouTubeより)
9.11での喪失感は、そう簡単に癒えるものではありませんでした。翌年に作られたこんなエピソードも、そんな喪失体験をそっと包み込む目的でつくられたものでした。 ビッグバードが野生のカメをペットにします。ところが独りぼっちになったすきに、その亀シーモアがどこかにいなくなってしまいます。そんなビッグバードを、町のみんなが慰める…。誰かを失う悲しみに寄り添うようなエピソードでした。 辛い問題に正面から向き合う、それこそセサミストリートが示してきた勇気のあり方です。
2012年にアメリカ東部に深刻な被害を与えたハリケーン「サンディ」。セサミストリートでは、特別編をパート5まで製作し、ハリケーンとは何なのか、ハリケーンにはどう備えればいいかなどを、わかりやすく伝えています。また、カエルのカーミットが特別レポートを担当しているのも見どころでしょう。こうした予測しにくい出来事や、子どもたちに説明できないような事象も、番組ではしっかりと受け止めて少しでもみんなの役に立ちたいと考えています。
ニュースになるような大きな災害でなくても、突然悲劇に見舞われる子どもたちも大勢います。セサミストリートでは、親などを失った子どもたちをフォローする“When_Families_Grieve(家族が深く悲しんでいるときに) ”という映像をウェブで公開しています。家族の死といった悲しい出来事があった時に、子どもにどう伝えればいいのか、その手助けとなる動画を多数用意しています。 エルモのお父さんは、大好きだったジャックおじさんの死を、エルモにどう伝えるのでしょうか?
(YouTubeより)
楽しいときだけでなく、悲しいときにもセサミストリートは子どもたちに何かを教えてくれるのです。