共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 世界史B

設問別分析

【第1問】歴史の中の女性
 Aは女性参政権に関して、Bは顔之推の『顔氏家訓』を用いた会話文形式のリード文であった。Aでは20世紀以降についての幅広い知識が問われた。Bでは中国についての設問を中心に、解答を導くために資料の読解が不可欠である問題が出題された。全体的に、近代史や文化史の知識など受験生が手薄になりがちな知識が求められた。

【第2問】世界史上の君主の地位の継承
 Aは王家の紋章や家系図を、Bはファーティマ朝のカリフについての資料を用いたリード文であった。Aでは資料の読解に加えて考察力を問う問題が出題された。Bではイスラーム世界についての設問を中心に幅広い知識が問われた。全体的に、世界史の基礎的な知識に基づく考察力が求められた。

【第3問】歴史知識に関する議論
 Aはフランスの統治者であった人物について、Bは科挙について、Cは中国における書籍分類の歴史についての会話文形式のリード文であった。Aはフランスについての設問を中心に、地図問題も出題された。Bでは中国についての基礎的な知識が幅広く問われた。Cでは中国で編纂された書籍を題材として、資料の読み取りと文化史の知識を併用して解く設問が出題された。全体的に、資料を読解しなければ解けない問題が多く、解答するのに時間を要したであろう。

【第4問】歴史資料についての考察
 Aは貨幣の図版を用いた会話文を、Bはマラトンの戦いについての資料を用いた会話文を、Cはブリテン島の修道士ベーダが執筆した著作を用いてのリード文であった。Aでは中世についての設問を中心に幅広い知識が問われた。Bでは古代ギリシア・ローマについての基礎的な知識が幅広く問われた。Cでは資料の読解問題や年代整序問題が出題された。全体的に、古代から中世の時代を中心とした世界史の基礎的な知識に基づく考察力が求められた。

【第5問】歴史統計
 Aは東南アジアにおける4つの植民地の主要な輸出先とその比率を示した表を、Bは1600年から1801年にかけてのイングランドの人口統計の表を用いてのリード文であった。Aでは近現代史を中心に、幅広い地域についての知識が問われた。Bでは表中の数値やグラフを用いて考察させる問題が出題された。全体的に、世界史の基礎知識とともに表やグラフの読解力が求められた。