ロボット開発技術者、ロボット設計技術者
機械・電気・化学に関する仕事
- こんな人に
オススメ! -
- 工業分野の最先端技術に興味がある人
- 外国語が得意な人
- オリジナリティのある発想ができる人
1.ロボット開発技術者の仕事とは?
自動車の組み立てなど工業製品の製造に使用されるロボットを、求められる作業に合わせて研究・開発する仕事です。最近では医療や介護など人の世話をするロボットや、人の動きや表情を忠実に再現したロボットの研究も進んでいます。
ロボット開発は、設計者やコンピュータプログラマー・ロボット本体を製作する技術者など多くの人間がチームを組んで業務を行います。
どのようなロボット開発においても最先端の科学技術が使われているため、工業系の深い知識や技術が必要となる仕事です。工業用ロボットを製造するメーカーに就職し、研究開発部門で活躍するのが一般的ですが、ロボット工学を専門とする大学の研究室で最先端の研究を続ける道もあります。最近では、お掃除ロボットを開発していた電化製品メーカーや、工業用ロボットを使用していた自動車メーカーなどでも人型ロボットの研究・開発が行われています。
2.ロボット開発技術者の役割・資質とは?
ロボット開発は日本のみならず、世界の国々で積極的に行われていて、それぞれ新たな技術開発を競い合っています。
工業系の深い知識はもちろんのこと、今までにないオリジナリティのある発想を生み出すことのできる能力が求められているといえるでしょう。それと共に、その発想を現在の技術にあてはめて具体化する、地道な作業に取り組む根気も必要です。
他にもチームを組んで仕事を進める協調性が必要ですが、その中にあっても自分の意見を理論的に主張するプレゼンテーション能力が新技術を導入しなければならない開発研究の舞台では必要になります。
ロボット開発では、海外の大学の研究室やメーカーとの共同研究・技術交流が頻繁に行われています。英語でのコミュニケーション能力のみならず、発展の著しいアジア諸地域の語学運用能力が必要になっています。
3.ロボット開発技術者になるためには?
ロボット開発には、最先端の非常に高度な理数系の知識が必要です。ロボット開発技術者になるためには、工学系・工業系の専門学校・大学に進学してロボット工学の基礎知識を学び、各メーカーに就職することが一般的です。


POINT
- 工業用ロボットの研究・開発を行う
- 全世界のロボット技術者と開発競争を繰り広げる
関連情報
●日本工作機械工業会 HP
工業用ロボットを製造する日本の企業が加盟。新技術を披露する見本市の日程や工業機械の入門書なども紹介されている
オススメの1冊
『ロボット技術者になるには』
(越川彰彦著/ぺりかん社)
日本の主要産業として期待されるロボットの魅力と、ロボット開発技術者になるためのノウハウや職場などを紹介
日本は二足歩行ロボット(人型ロボット)の最先端技術を持つ

電気通信大学:情報理工学域Ⅱ類(融合系)
情報系や理工系の分野が融合した新しい学問領域に進むための土台を身につけ、科学技術の最先端を学ぶ。2年次後期からはセキュリティ情報学、情報通信工学、電子情報学、計測・制御システム、先端ロボティクスの5つの教育プログラムからいずれかを選択する。

東京工業大学:生命理工学院生命理工学系
理工学の基礎や生命理工学分野の専門的知識を体系的に学ぶ。海外研修やインターンシップも用意され、生命科学の技術的な分野を担う課題解決力と倫理観を兼ね備えた人材を育成する。大学院課程では生命理工学コースまたはライフエンジニアリングコースに進む。

東京農工大学:工学部機械システム工学科
航空宇宙・機械科学とロボティクス・知能機械デザインの2つのコースを設置している。最先端の工作機械を用いて実験や実習を行い、環境と調和した次世代の機械を創造する。機械力学、熱工学、材料工学など機械製作に必須の知識を幅広く基礎から習得する。

立命館大学:情報理工学科実世界情報コース
現代社会に溶け込む情報技術を開発し、豊かな未来社会の実現を目指す。ヒトとモノをつなぐヒューマンインタフェース、仮想世界を実現するバーチャルリアリティ技術、機械システムを知能化させるロボット技術、IoT化に関する知識と技術などを学んでいく。

生きた細胞でロボットをつくる
東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻
東京大学生産技術研究所/神奈川県立産業技術総合研究所
第7回 フロンティアサロン永瀬賞最優秀賞
竹内 昌治先生
今回は東京大学大学院情報理工学系研究科で教授を務める竹内昌治先生をお招きして「異分野融合研究で近づくSFの世界」をテーマにご講演いただいた。
【ご講演内容】
竹内先生は、髪の毛の直径よりも小さなサイズでの「ものづくり」の研究に取り組んでいます。目指すのは、生体由来の素材を使った血管や皮膚、培養肉、さらにはアンドロイドの製造まで。また、細胞を使って、神経や血管、あるいは皮膚や筋肉などを体外でつくること。そんな研究の最新の成果が「生体素材を使った指型ロボット」です。研究を再生医療や創薬、食品産業などに応用し、人の生活をよりよくしていくには、異分野研究との融合が欠かせません。未来につながる最先端の研究や新しいアイデアを見出すヒント、研究リーダーとしてさまざまな研究者を率いるときに必要な視点などをお話しいただいた、オンライン講義とワークショップの様子をお伝えします。
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