陶芸家、陶工

美術、演劇に関する仕事

山などから採取した粘土を使い、器や壺つぼなど装飾品を成型し、窯でそれらを焼いて陶器を作る仕事です。「窯元」と呼ばれる工房で、大勢の人数が共同作業で焼き物を作るところもあれば、1人で作業を続けている人もいます。

「ろくろ」という回転台で粘土を成型しますが、技術が必要です。「土こね3年、ろくろ8年」といわれるほど、長い修業の年月を必要とします。陶芸教室やカルチャー教室などの講師をしながら陶芸家を続ける人もいます。成型した粘土にかける上うわぐすり薬や窯での焼き方など、経験がものをいう工程も多く、陶芸家の仕事は生涯にわたる修業が必要といえるでしょう。

陶芸家になるためには、窯元に就職して現場を学んだのちに独立するか、陶芸家に弟子入りして修業を積むのが一般的です。陶器づくりが盛んな地域では陶芸家を志す人も多く、活躍の場も多いでしょう。芸術系の大学や専門学校でデッサンなど美術の基礎を学び、就職する人も多いです。また、全国各地の陶芸を見てその技術を学びましょう。

POINT

  • 陶器を作る芸術性の高い仕事
  • 成型だけでなく、焼きなどの長期の修業が必要
  • 窯元に就職するか陶芸家に弟子入りする

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