医療情報担当者(MR)

医療に関する仕事

医師や薬剤師などの医療関係者に対して医薬品に関する情報を提供する職業です。医薬情報担当者(以下、MR)には、大きく2つの役割があります。

1つ目の役割は、自社の薬などの医薬品が正しく使用されるために必要な情報を医療関係者に伝えること。そして、薬の効き目や副作用などの安全性に関する情報を収集して、自社に報告することです。MRが医療関係者に伝える情報は、薬の成分や使用方法・効能などです。医療関係者にとって、MRは医薬品に関する重要な情報源です。また、MRが収集・報告する医薬品の有効性や安全性に関する情報は、製薬会社で薬の改良などに活用されます。

MRのもう1つの役割は、自社の医薬品をより多くの病院で使ってもらうために、医師に対して営業活動を行うことです。営業活動もMRの重要な役割です。

MRになるためには、大学の薬学部に進学すると有利です。製薬会社に就職後、MR認定センターが主催する試験に合格し、MR認定証を取得します。

POINT

  • 医療関係者に自社の医薬品の情報を提供し、営業活動を行う
  • 取得すると有利な資格・免許あり
この職業に近づく大学は?
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東邦大学

6年制。チーム医療に貢献できる実力のある薬剤師を育成する。専任教員や附属病院などの現役薬剤師の指導のもと、充実した設備と機器を利用して学内で質の高い実習に取り組むことができる。3時限を連続して実習の時間にあてるなど授業環境を整えている。

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医薬情報を届け医療を支えるMR 困りごとに寄り添い課題解決をサポート

住友ファーマ株式会社 プロダクトマーケティング部 糖尿病領域担当

永沼 恵理奈

1990
福島県いわき市で生まれる。
中高時代からテニスに没頭していたので、「もっといろんな人と関わっておけばよかった」と思うことも。
2009
法政大学社会学部に入学。
テニスサークルとフィールドワークに明け暮れる。就職活動では製薬会社に絞って採用試験を受け、大学の友人からは「なんで?」と不思議がられたそう。
2013
住友ファーマ株式会社(旧:大日本住友製薬株式会社)に入社。
MRとして医師とコミュニケーションを取るのが苦にならず、営業としての実績目標に対しても「あまり大変だと思ったことはありません」。
2021
プロダクトマーケティング部糖尿病領域担当に異動。

ドラマをきっかけに、興味を持った「医療」。大学の就職活動セミナーで、「情報を駆使して働く仕事」と聞いて、製薬会社のMRを目指した。MRの仕事で大切なことの一つは、医師とのコミュニケーション。ただ薬を売るのではなく、医師の困りごとを聞き出し、サポートすることで信頼を得る。現在はMR経験を経て、プロダクトマーケティング部での業務を担っている。「仕事が楽しい」と語る、社会人10年目。

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