小説家

出版・文筆に関する仕事

小説家になるためには?

小説家になるための決まったコースはありませんが、文芸誌などが主催する新人賞に応募したり、出版社や編集プロダクションの編集者に持ち込むなどしてデビューする場合が多いです。また、小説家が開いている創作教室に通い、添削を受けながら創作を続ける人もいます。

自費出版や同人誌で小説を書き続ける人や、最近ではホームページやソーシャルネットワークに掲載した作品が人気を呼び、書籍化されることもあります。

医師や教師・会社員・タレント・政治家など他の職業や経歴を持ちながら、その経験を作品に注ぎ込むことで小説家となる場合もあります。誰にでも門戸は開かれている分、作品のクオリティのみが求められます。

また、商品としての第三者的な視点も重要です。

作品は発表後に原稿料が支払われ、単行本が売れれば、販売部数や印刷部数ごとに「印税」と呼ばれる原稿料がさらに支払われるという仕組みになっています。作品が認められれば成立する世界ですが、小説家として作品を出版し続けられる人は非常に少ない厳しい世界といえるでしょう。

小説家は、自らが伝えたいことと読者が望むもの、あるいは出版社が求めるものやビジネスとして成立させる「小説」とのはざまで、自問自答や葛藤を繰り返しつつ作品を世に送り出していくという側面も持ち合わせています。そのような中にあってなお、ひたすらに作品を書き続けていこうとする姿勢と気持ちが問われる仕事です。

出版・文筆に関する仕事一覧に戻る

PAGETOP