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《倫理》 新高2生へのアドバイス



「基本重視」のセンター倫理
センター試験倫理の問題は決して易しくありません。思想の本質的な理解を問う問題、具体的事例を用いて考えさせる問題、現代社会分野の時事問題と、出題形式もバラエティに富んでいます。また、2013年度・2014年度と連続して初出の思想家も出題されました。ただし、奇をてらった難問などは見受けられません。基本事項をきちんと理解していれば、確実に正解できる良問ばかりです。

そうした意味で、センター試験倫理は基礎力を重視していると言えるでしょう。2015年度以降、出題形式に変化が加えられる可能性もありますが、「基本重視」という姿勢は変わらないと思います。選択肢文や資料文を読ませ、内容を判定させる問題が多いですので、2年生のうちから、教科書をじっくりと読んで、思想の大きな流れをつかんでおきましょう。

倫理は「私」について考える科目です
現行のセンター試験倫理は、「青年期」「源流思想」「日本思想」「西洋近代思想」「現代社会」の5つの分野からなります。「倫理」というと思想や宗教のことと思いがちですが、第1問では「青年期」「現代社会」から自我形成や時事的な内容に関する問題も出題されます。

これは、倫理を〈今ここに生きる私〉に関わるものとして勉強してほしいという、出題者からのメッセージであると受け取れます。哲学も宗教も、自分の人生と無関係のものではありません。「私」とは何か、思想家や宗教家は誰でも、この問いを出発点としているのです。倫理には、単に試験科目であるというにとどまらず、大人になる前に考えてほしい内容が詰まっています。

2年生のうちは、まだ受験という意識を持たず、自分でいろいろと考える習慣を身につけてほしい時期です。鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』(講談社現代新書)・池田晶子『14歳からの哲学』(トランスビュー)といった、若者向けに書かれた本を読むことをお勧めします。そうしたことが土台として、受験向けの勉強に必ず生きてきます。
東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけて下さい。
大学入試センター試験解答速報2014
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