螟ァ蟄ヲ蜈・隧ヲ繧サ繝ウ繧ソ繝シ隧ヲ鬨楢ァ」遲秘溷ア2014
《倫理》 設問別分析



【第1問】青年期、現代社会、現代思想
小問数が昨年度の11から10に1問減少。青年期(問3・問8)、現代社会(問7・問9)・現代思想(問1・問4・問5・問6),グラフ読み取り問題(問2)、趣旨合致問題(問10)という構成で、現代思想分野のボリュームが昨年度からさらに増大した。問2のグラフ読み取り問題は、条件文の丁寧な読みが求められる。問4のセン・問5のロールズは2006年度以来の出題である。

【第2問】源流思想
古代ギリシア思想(問1・問2)、啓示宗教(問3・問6)、インド思想(問7・問8)、中国思想(問4)と、各分野からバランスよく出題されたほか、問5では「他者との関係性」というテーマで横断的に問われた。問9の趣旨合致問題は例年どおり。問1のアリストテレスに関する問題は、正解の選択肢に決め手となるワードが含まれておらず、受験生は迷ったのではないか。

【第3問】日本思想
古代(問1・問2)、中世(問3)、近世(問4・問5・問6)、近代(問7・問8)、趣旨合致問題(問9)という構成で、今年度は近世〜近代にウェイトがおかれた。問3は中世の美学者に関する問題で、例年にない出題である。問6で問われた鈴木正三は初出の思想家であるが、残る2人から十分に解答できる。問8で問われた和辻哲郎は、日本思想分野において最頻出の思想家の1人である。

【第4問】西洋近代思想
ルネサンスから現代まで各時代の思想が幅広く問われた。問2のトマス・モアはかつて誤肢でも出題されている。問4のカントは最頻出の思想家であるが、著作名を求める本問は難しい。問6のマルクスは昨年度から連続しての出題であった。問7のハーバーマスは昨年度は第1問で出題されていた。問8のカミュは初出であり、サルトルの著作名と合わせて求められる知識レベルは高い。
大学入試センター試験解答速報2014
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