《日本史B》 新高2生へのアドバイス
◆原始時代から戦後史までの、時代の「全体像」をつかんでおこう
センター試験では、原始時代から、我々がいま生きている平成まで出題されます。その長期にわたる歴史をつかむために、高2生の段階では歴史の全体像、アウトラインだけをしっかりつかんでおきましょう。細かな歴史事実まで現段階で学ぶ必要はありません。「時代」と「時代」の相違点に留意しつつ、「流れ」を習得してほしいのです。教科書の熟読はもちろんのこと、図説資料集などを駆使して歴史に興味をもつことも大切です。
◆多角的視野から歴史を考察する習慣をつけよう
一つの歴史的事象には、必ず複雑な因果関係があります。言葉の暗記に終始するのではなく、その言葉を頭に入れつつ、その背景、経緯、結果などを考える習慣をつけましょう。多角的な視野から歴史を考察する力を養えば、センター試験特有の選択肢文にも惑わされなくなります。
◆学習時間の多さは得点力に直結する!
時間的に余裕のある高2生ですが、「光陰矢のごとし」、時間の経過は意外に速いものです。歴史は学習時間の多さが得点力の向上に直結する科目ですが、その一方で習得にはそれ相応の時間がかかる科目なので、コツコツとセンター試験を意識した学習計画を立てることがとても大切です。高3生になるころに余裕をもって歴史を学べる態勢になっていることを期待します。