大学入試センター試験解答速報2013
《地学I》 新高3年生へのアドバイス



◆センター試験地学Iの特徴
センター試験の出題範囲は教科書に限られています。ですから、センター試験で高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが大切です。このとき、「地学は暗記科目」という考えをなくして下さい。暗記だけでは高得点は期待できません。
 地学Iの学習は教科書の通読から始めましょう。すでに地学Iの授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容を概観することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文と範囲が多岐にわたっています。センター試験では第1問が地球物理とプレートテクトニクス、第2問が岩石・鉱物、第3問が地質・地史、第4問が気象、第5問が天文となっています。これらについてどんなことを学ぶのか、どのような図表やグラフがあるのか、大体のイメージを最初につかんでおくことがその後の学習に役立ちます。

◆これからの学習について
 教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。このときに大事なことは地学Iの各分野それぞれの論理の展開を把握することです。そのために、図、表、グラフを正確に読む力をつけていきましょう。教科書の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されています。図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。
 また、教科書では、たとえば地震については地球物理分野とプレートテクトニクス分野、さらに地質分野にとまたがって扱われています。同様に、火山は岩石・鉱物分野とプレートテクトニクス分野にまたがっています。これを総合的に把握することが大事です。
 教科書に取り上げられている実験・実習、観察、探究活動はセンター試験の頻出テーマですから、何回も見直して理解を確実にしてください。

◆模試を活用しよう
 模試にはできるだけ多くチャレンジしてください。2ヵ月ごとに実施される東進のセンター試験本番レベル模試は年5回で地学Iの出題範囲をすべてカバーしていますから、学習の進み方と学習の不足点を判定できます。2月からぜひチャレンジしてみてください。
 センター試験の過去問については、2006年度以降の地学Iをよく研究しましょう。2005年度以前は地学IBという科目でしたので、地学Iでは出題されないものが含まれていますから注意が必要です。模試も過去問演習も常に教科書に戻って内容を確認するようにしましょう。志望校合格に向けてスタートは早く、あきらめずに学習を継続していきましょう。

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