大学入試センター試験



知識問題が増加した。実験考察問題が平易なものが多いが、解きにくいものが散見され,難化。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加(+4) 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加(+2~3) 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

昨年と同様に、大問数は6題であり、第6問と第7問が選択問題である。設問数は第6問、第7問どちらを選択しても30問であり、昨年の26問よりも増加した。マーク数は第6問では34、第7問では35と,昨年(32)よりも増加した。知識問題は、生物の教科書の内容を押さえておけば解ける平易なものが多かったが,分量が増加した。実験考察問題の分量が多く、図・表などデータの量が増え、処理に時間がかかるだろう。また,実験の解釈が難しいものが散見され、全体として難化した。

大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 生命現象と物質 5 5 18
第2問 生殖と発生 5 5 18
第3問 生物の環境応答 6 6 18
第4問 生態と環境 5 8 18
第5問 生物の進化と系統 6 6 18
第6問 1問選択 生命現象と物質、および生物の環境応答 3 3 10
第7問 生物の進化 3 4 10
2019 第1問 生命現象と物質 5 6 18
第2問 生殖と発生 5 5 18
第3問 生物の環境応答 4 5 18
第4問 生態と環境 3 5 18
第5問 生物の進化と系統 6 8 18
第6問 1問選択 DNAの複製と遺伝情報の転写・発現 3 3 10
第7問 生物の種間関係 3 3 10
2018 第1問 生命現象と物質 6 6 18
第2問 生殖と発生 4 6 18
第3問 生物の環境応答 5 7 18
第4問 生態と環境 5 6 18
第5問 生物の進化と系統 6 6 18
第6問 1問選択 遺伝子組換え実験 3 3 10
第7問 生物の生態と進化 3 3 10
2017 第1問 生命現象と物質 5 6 18
第2問 生殖と発生 5 7 18
第3問 生物の環境応答 6 6 18
第4問 生態と環境 5 6 18
第5問 生物の進化と系統 6 6 18
第6問 1問選択 細胞を構成する物質や細胞小器官を解析する研究技術 2 3 10
第7問 生物多様性 3 4 10
2016 第1問 生命現象と物質 4 6 18
第2問 生殖と発生 4 6 18
第3問 生物の環境応答 6 6 18
第4問 生態と環境 5 5 18
第5問 生物の進化と系統 4 6 18
第6問 1問選択 イネ科植物の栽培と利用 3 3 10
第7問 社会性昆虫の行動と進化 3 3 10

過去の平均点の推移

2020 2019 2018 2017 2016
58.69点 62.89点 61.36点 68.97点 63.62点

生物