共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 地理A

全体概観

写真点数が増加。地理Aらしい出題だが、複雑な組合せ式に手間がかかる。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 +1
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
分量
大問数の5、設問数の30は前年と同じ。マーク数は1つ増えて31である。

形式
組み合わせ式の問題数が20から18に減少し、前年に出題された9択式は姿を消した。それでも、複数の資料の判定を組合わせる形式の出題が定着しており、資料点数は39で、前年より1つ減ったもののセンター試験時代に比べると極めて多い。中でも写真は過去最多の7点も用いられ、地理Aの出題形式の特徴をはっきり示した。

構成と内容
第1問
「地理的技能とその活用」と「日本の自然環境や自然災害」を組み合わせた内容である。洪水時の避難経路を検討する問5の内容は、前年に発表された「地理総合、探究」の試作問題と類似している。

第2問
前年と同様に「世界の生活・文化」に当てられた。問4はGoogleストリートビューによる空港の出発案内と旅客便数の統計資料を組合せる設問であった。

第3問
地誌の大問であるが、地理A本試験で「北アメリカ」が扱われたのはセンター試験時代の2008年(「アメリカ合衆国」)以来である。後半の日中韓3カ国に関する統計の判断で差が付くだろう。問6では、カナダ政府の閣僚の出自を題材に、カナダ社会の多様性を探究する設問であった。

第4問
「環境問題の解決はなぜ難しいのか」について探究するというテーマを持った大問である。問5は、想定された条件下で通勤ルートによる環境負荷の違いを計算で求める問題であった。計算自体は平易だが、さらに別の統計判定と組合せて解答させる複雑な構成であり、手間がかかったであろう。

第5問
利根川下流域を題材とした「地域調査」の問題である(地理B第5問と共通)。常識的に処理できる問題が多く含まれるが、会話文の分量や資料点数が多いうえ、やや深い考察を必要とする設問も目立つため、落ち着いて対応できたかが分かれ目となった。

難易度
昨年並み。
いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる。常識的に判断しやすい設問も多いが、構成の複雑な組み合わせ式の問題の割合が高く、やや細かい知識を要する設問もある。
 

【参考】過去の平均点の推移

2022 2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
51.62 59.98 54.51 57.1 50.0 57.1 52.1 51.4